2011年見たDVD
キャタピラー(2010)
若松孝二監督
寺島しのぶ
大西信満
赤紙が届き、盛大な見送りとともに戦場へと出征していったシゲ子の夫、久蔵。だが、ほどなくして久蔵は生きてシゲ子のもとへと戻ってきた。ところが、その姿は四肢をなくし、顔が焼けただれたあまりにも無惨なものだった。村民からは武勲を讃えられ“生ける軍神”と祀り上げられるも、旺盛な食欲と性欲をひたすら世話するだけの介護の日々に戸惑いを隠せないシゲ子。やがて、勇ましい報道とは裏腹に敗色が濃厚となる中、戦場での記憶に苛まれ混乱していく久蔵の姿に虚しさが募るシゲ子だったが…。
<allcinema>
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重くて嫌だなとずっと避けていたのだけどね。でもやはり見ておかなくてはと。
『ジョニーは戦場に行った』のような感じだと思っていが、こちらでは一応言葉は話せないけど目などを使って意思表示はできる。
軍神と崇められていたけれど、所詮人間は人間、普通の暮らしができない辛さ。
それを介護する辛さ。
先が見えない苦しみ。
寺島しのぶの体当たりの演技が真に迫っていて印象に残る。
戦争によってすべてが狂わされる悲劇。
戦争を知らない私達だから見ておくべきだと思う。
しかし、もう一度見たいかといったらどうでしょう・・・・つらすぎる。
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最終更新日
2017.11.11 20:56:11
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