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カテゴリ:販売戦略
デフレスパイラルと云われる中で期間限定ですが低価格競争を選択した外食チェーンの牛丼業界。Webニュースで「牛丼の吉野家」が複数回、目に入ったので久しぶりに足を運んでみました。もっとも価格競争は松屋、すき屋などの同業他社よりもスーパーの250円弁当やマクドナルドなど他業種からのパイの奪い合い的な要素の方が大きいと思われます。 <牛丼>大手の値下げ競争過熱 勝者なき最終消耗戦に 「吉野家、牛丼270円」につられて3年ぶりに吉野家の牛丼を食べてきました。4月7日(水)~13日(火)午後3時まで「春の牛丼祭り 牛丼並盛270円!」。通常380円なのが-110円での期間限定だそうです。近所の吉野家に午後2時ごろ入店したのですが、まず入口の自動ドアの前で入れない状況、軽くガラスに手を触れるだけであくという最新式のドアにとまどってしまい、店員さんがドアの前まで来てくれてあけてもらうというなんとも情けない入店でした。 1人席のカウンターは満杯状況、メリハリのきいた元気のよい女性の動きは感動ものです。女性のふたり連れ、片方の方は大盛頼んでました。テイクアウトだけ4ヶも頼んでいた女性も!いっしょにオーダーしたコールスロー90円(キャベツ、人参、ゴボウのサラダ)がことのほか美味しかった。 あとから入ってきた還暦をこえているらしきおばさんは、オーダーしてから15秒位で牛丼が出てきたので「あら、早いのね~」とびっくりしていた。最近の外食チェーン、どこも味が良くなっている。吉野家の牛丼も数年前、食べたときより味がよくなっている。帰りには、次回おいでの時にお使い下さいと50円割引券をおつりといっしょに手渡されました。 駐車場の軽自動車の中で先ほど4ヶ買っていた方がテイクアウトの牛丼を食べていた。店内で食べることに何か抵抗を覚える家族なのだろうか。牛丼の吉野家といえば若者や力仕事する人が主力客のイメージがあったが今や男女も問わず、この国は高齢化社会に突入しているので客の平均年齢も上がっているようです。厨房で働いている方も50代らしき方です。もっともベテランの方がいる方が安心できますね。 春先に新しい顧客を開拓するために1週間の価格ダウン作戦なんだとTV番組の解説がありましたが牛丼を販売する他のチェーン店( 松屋、すき家 )も追随しての価格ダウン、牛丼業界の価格競争でマスコミ等で取り上げられることによる相乗効果で、私のように普段入店しない人が足を運ぶことにもなるだろうと思うのですが。 ------------------------------------------- ・切り札は値引券配布、逆襲の吉野家 (2010年4月8日 00時00分) ・<吉野家>牛丼並270円に値下げ 13日まで 他社追随へ (2010年4月7日 21時28分) ・値下げした牛丼に緊急投票を実施「価格より質」優勢 (2010年4月7日 17時07分) 「値段を下げるより質を良くすべき」が最も多く63%ということです。消費者ニーズにうまく応えることができる企業が生き残ってゆくのではないでしょうか。半歩先ゆく企業になるには消費者目線になっての判断ができるかどうかが問われています。 ・牛丼値下げ合戦どこまで行く? 「松屋」「すき家」250円「吉野家」270円 (2010年4月6日 18時10分) ・吉野家牛丼270円に対して松屋牛丼250円! ネットの反応「吉野家逝った」 (2010年4月6日 11時00分) ・牛丼1杯250円に 春限定や地域限定で (2010年4月5日 18時40分) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010/05/02 03:41:53 PM
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