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2006年04月23日
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ドラえもん のび太の恐竜2006』 2006年製作・日本

本当はもっと早く書くつもりだったが、私生活が忙しくだいぶ経ってしまった。とりあえずお約束のレビューを。なお、この映画評については、80年版との比較はしないつもりである。というか、すること自体、野暮な話だと思うので。もっとも、かく言う私は、80年版は1回しか見たことないのだが。


基本的にストーリー展開については、原作に沿った形で進められる(特に前半部分は)。もちろん、『2006』なりのオリジナル要素も加わってはいるが。後半あたりからは、徐々に『2006』オリジナルの部分も出てきて、原作とは一味違った展開を見せ始める。その一方で、原作では描かれていたシーンが一部割愛されている。例えば、ドラえもんが一億年という年月の長さについて語るシーンや、のび太の鼻スパ「グハクション」シーン、のび太がプテラノドン(『2006』ではケツァルコアトルス)に追いかけられている途中で、しずかちゃんを守れない自分の情けなさに泣くシーンなどはカットされている。こういうシーンに、少しでも印象に残っている人にとっては、やはり不満を覚えることだろう。

だが、この際、80年版はもちろんのこと、原作のイメージを完全に捨ててしまえば、これはこれでいい映画に仕上がっていると思う。例えば、タイムパトロールがのび太たちに、自分たちの足で日本にたどり着かせようというのには、私自身は好感を覚えた。もちろん、あんなすぐにたどり着けるわけがないとお思いの方も多いと思うが、それはご愛嬌ということで。ああいう展開にしなければ、ピー助が5人を乗せられるほどにまで成長していたことを描けなかったと思う。白亜紀の世界に来て、みんながピー助に乗ろうとしていたら、沈んでしまったというシーンは、このシーンへの伏線だったのだ。のび太たちと同様、ピー助もまた、この大冒険で成長していたのだ。このシーンには、本当に心震えるものがあった。

全体的に見ると、どうしてもテンポの速さは否めない。もう少し時間をかけてじっくり見せたほうが、割かし純粋に楽しめたのではないかと思う。とはいえ、上映時間107分でもドラえもん映画史上最長時間に変わりはないのだが。さすがにもう少し伸ばすのは、制作上ムリがある話なのだろうか。


作画では、作画監督に『東京ゴッドファーザーズ』の小西賢一氏を起用。渡辺歩監督とのコンビならば、超個性的な「ドラえもん」になるのは当然のことだろう。黒マスクのキャラデザは、どちらかといえば小西色が強いものになっている。一方で、『クレしん』の作画を彷彿とさせるようなものがあるなど、原画マンの個性を生かした作画も見受けれられる。個性的でよいと見るか、作画の統一ができていないと見るかは、人それぞれだろう。作画に関しては、相変わらず賛否両論を呼んでいるが、私の感想としては、キャラクターの感情表現が上手く描かれていて、純粋にキャラクターに感情移入できたので、これはこれでよい試みだったと思う。

キャスティングについては、例のごとく芸能人声優を起用することとなった。ピー助役の神木くんにしろ、黒マスクの船越氏にしろ、果たして彼らでなければならないという理由がどこにあったのか、甚だ疑問に思うところである。(ましてや劇団ひとりは言うまでもない。)子役とはいえ、神木くんは今年中学生で、声変わりの時期を迎えてもおかしくない頃である。少しムリのある起用だったのではという感は否めない。
もっとも、結果としてはどちらもいい演技を見せてくれたと思うので、それはそれでよしとしよう。

あとは劇団ひとりとスキマスイッチ。スキマスイッチは、どちらも一言だけだったから、まあ別に構わないとして、わからんのが劇団ひとり。果たして五役で出演する必要性があったのかどうか・・・。
劇団ひとりより、むしろ矢島晶子さんの一人五役の方が見たかった気がする。(おマセな幼稚園児に、か弱い少年に、高飛車なお嬢様。それとアイドルに、妖精で。)
注目のドルマンスタイン役は、内海賢二氏。さすがは、ドラえもん映画界の「悪役商会」。(自分で勝手に付けました。)今回も素晴らしい悪役っぷりを見せてくれた。

5人のメイン声優陣については、もうさすがに板についてきたという感じか。特に大原めぐみさんの演技には、相当感情がこもっていて、だいぶ成長したように思う。出番が多いせいもあるのだろうが、やはり大原のび太の演技が一番光ってたという印象を受けた。現時点で、まだのび太役でしかアニメに出演していないのだが、そろそろ他のアニメにも出演してもいいのではと思う。(まあ、決めるのはスタッフでしょうけど。)
そういえば、どこぞの脚本家が新声優陣を「軽自動車声優」などと揶揄していたけど、軽自動車でも乗り心地のいい車はあるということを強く言いたい。


そして、今回の主題歌であるスキマスイッチの「ボクノート」。純粋な映画主題歌は、2002年の『ロボット王国』以来4年振りである。(2003・04年は、テレビEDをそのまま映画主題歌に起用していた。)
ドラえもん映画を全作品見ているという彼らだが、あれはリップサービスではないことをこの歌で証明してくれたように思う。どことなく、歌詞にしても曲調にしても、武田鉄矢氏が手がけていたころ(どちらかといえば後期のほう)の主題歌を思わせるような雰囲気だった。久々に、まさしく「主題歌」と言えるものを見せてくれた。
これはもう、来年の主題歌もスキマスイッチで良いのではないかと思う。彼らが歌わなくとも、プロデュースもやっているので、スキマスイッチのプロデュースで誰かに歌ってもらうのもいいかも。「ポスト武田鉄矢」にはうってつけの人材だと思う。

総合的に見て、純粋に楽しめた作品であったし、技術力もなかなかのものだったと評価したい。興行面も、東宝の目標であった観客動員400万は少し厳しいようだが、それでも前作越えを果たしたのだし、声優交代、作画の変化があっても、ビクともしない人気を見せた。
興行面は、さすがにポケモンには勝てないかなあ・・・と思っているが、その分、文化庁メディア芸術祭、毎日映画コンクールなど、アニメ作品賞の受賞に期待したい。
(もっとも、ジブリやゴンゾが控えてるからなあ・・・どうなることやら。)

来年の映画もリメイクの公算が高いが、果たしてどの映画になるのやら。気長に待つとするか。


~作品データ~
<解説>
過去25年間、毎年1作ずつ劇場用作品を公開してきた映画『ドラえもん』が、1年の充電期間を経て再びスクリーンに復活。声優陣やキャラクターのデザインが一新されて生まれ変わった今回の劇場版第1弾は、藤子・F・不二雄が生み出した永遠の名作との呼び声も高い『のび太の恐竜』のリメイク。オリジナル版の感動的な世界観はそのままに、いつの時代も尊ばれる勇気、友愛、優しさなどの心の豊かさを問うメッセージが満載で描かれる。(Yahoo!ムービーより)

<あらすじ>
ひょんなことから恐竜の卵のような物を発見したのび太は、その卵を孵化させてみると、白亜紀の日本にいたというフタバスズキリュウが生まれてきた。のび太はその恐竜をピー助と名づけ、内緒で飼い始めるのだが……。(Yahoo!ムービーより)

<スタッフ>
監督:渡辺歩(『おばあちゃんのおもいで』『のび太の結婚前夜』)
総監督:楠葉宏三(『MARCO 母を訪ねて三千里 』)
脚本:渡辺歩、楠葉宏三
作画監督:小西賢一(『東京ゴッドファーザーズ』『千年女優』)
美術監督:西田稔(『KILL BILL(アニメパート)』『アリーテ姫』)
CG制作:木船徳光(『イノセンス』『BLOOD THE LAST VAMPIRE』)
音楽:沢田完(『深紅』)
主題歌:スキマスイッチ「ボクノート」

<キャスト>
ドラえもん:水田わさび
のび太:大原めぐみ
しずか:かかずゆみ
ジャイアン:木村昴
スネ夫:関智一

ピー助:神木隆之介(『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』)
黒マスク:船越英一郎(『走れジュリー』)
ドルマンスタイン:内海賢二(『鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』)

<関連商品>
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最終更新日  2006年04月23日 20時42分23秒
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