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■再び北京へ
今回の旅行で最後になる夜行列車は軟臥。 西安発、北京行の42次特快。車両も綺麗だ。【北京―西安】間が主力路線なのが分かる。 コンパートメントには、なんとモニターがついている。他の車両を歩くと硬臥にもモニターがついていた。 夜になると中国語の映画みたいなものがモニターから流れている・・・。 僕は、旅の時間が徐々に無くなっていく実感を噛み締めながら窓の外に目をおくっていた。 今日も雨だ。目の前に広がる薄暗い景色に日本の梅雨時期に山間部を走るローカル線の雰囲気が重なる。 体調はすこぶるいい。 しかし沸き立つような気持ちと、旅の終りへの寂しい気持ち・・・二つの気持ちが複雑に絡み合って、僕の感情の表へ出てこようとする。 脳がかゆくなる様な複雑な気持ちが僕の頭を支配している。 列車は翌日の昼、1時間遅れで北京駅の6番ホームへ入線した。 10日ぶりに北京へ戻ってきた。駅前は相変わらずの雑踏だけど、10日前より少ない気がする。 今回もまた王さんと13:00に西単の民航で待ち合わせをしている。列車の遅れで時間が無いのでタクシーで移動する。 ピッタリ13時に西単について、王さんと合流できた。 王さんに取ってもらっていたホテルへ一緒に移動する。ホテルの前に着くと「エライ綺麗」。 フロントに行くと★3つ。高級ホテルだ。 値段を聞くと380元+サービス料10%!!高い!今回の旅行で1人で払う額としては最高額だ。 しかし、世界女性会議開催のため一般旅行者が泊まれるホテルは限られているようなので仕方ない。 とりあえずホテルへ荷物を放り投げて、王さんと王府井へ買い物へ出かけた。とりあえずはコンタクトレンズを買いたかった。 実は中国に来てすぐ、杭州の西湖でコンタクトを無くしていたのだ。眼鏡ではずっと面倒だった。 王さんい通訳してもらい、簡単なチェックでコンタクトをすぐ手に入れることができた。日本は眼科に行って、診察してもらって・・・と面倒だけど、さすが中国!適当! (でも、目に入れるものだから若干こわい) そうはいっても、さすがコンタクト!顔から煩わしい眼鏡が消えてスッキリしてテンションが上がってきたけど、雨が強くなってきたのでいったんホテルへ戻ることにした。 部屋に戻って、王さんと明日の約束をした。しばらく部屋で会話をしていたが、なかなか王さんは帰らない。 「シャワー借りていい?」 いきなり王さんが声をかけてくる。 僕はいきなりの申し出に焦った。「シャワーですか?いいけど・・・どうして?」 話を聞くと、自分の家のアパートが工事で水道が出ないそうだ。なら仕方ない。一瞬、本当に焦った。 僕がTVでF1を見ていると、バスルームからシャワーの音が消えた。 王さんはバスタオル姿で出てきた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.29 16:04:47
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[1995中国旅行(編集期間'07年8月-10月5日)] カテゴリの最新記事
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