引退(?)二題+α。
引き際もまた美しき哉。 ちょっと取り上げるのが遅くなりましたが。 荒川選手、まずはお疲れ様でした。 トリノの金メダルを最後にしてアマチュアから引退。格好良すぎです。 今後はプロとして自分がショーで滑るばかりではなく、ショーの演出も手がけることになることと思います。さらにはスポンサーとの交渉も必要になってきますが、(おそらく専門家のバックアップ付きとはいえ)当面は荒川さんが前面に出る必要があるでしょう。 そういった裏方さんの仕事が増えると、現役の頃とはまた違った神経を使うことになるでしょう。多分最初はゴタゴタして、周囲からは「何をしているんだ」と言われることもあるかもしれません。選手時代と違ったストレスもたまるでしょう。 …スケート連盟はいろいろ問題を抱えてますし(苦笑) 何にしても、一つの世界を発展させるということはとても大変だと思います。 そこで。 荒川さんのおかげで稼いだ(と思われる)TV局の皆さんへ。 ちょっとはスケート界に還元する意味でも、下手なバラエティよりも荒川さんのアイスショーの方を放送してもらえないでしょうか。今年はまずそっちの方が数字取れると思いますよ。やたらとタレント呼んで番組作るよりも多分低コストでしょうし。 その一方で。 このニュースを見ることになるとは…。 HISのCMまだ見てないんですけど(涙) ご本人たちの決断なので観客席からどうこう言えるものではないのですが、やっぱり残念です。 今度のパシフィックへ選手権の代表はどのチームになるのか、ということも問題になってきます。チーム長野と残った3人を中心に新メンバーを加えたチーム青森によるプレーオフという形になるんでしょうか。 いずれにしましても、 「小野寺さん、林さん長い間お疲れ様でした。まずはゆっくり休んで、気が向いたらまた戻ってきて下さい」 一ファンから言えることはこれだけです。 チーム青森の公式サイトはこちら。 以前、チーム青森の写真目当てで見た「VS.」の5月号に、東野圭吾の「夢はトリノをかけめぐる」という観戦記(なお、この観戦記は近日出版されます。15日現在楽天アフィリエイトの対象にはなっていません)が掲載されていましたが、その中にこんな趣旨の一節がありました。 「一つの競技に国の力を全部ぶちこんでその競技だけでメダルを取りに行くよりも、いろんな競技で入賞もしくはメダルを取れる可能性があるという方が、観戦者としては楽しめるのではないか」 どこの国を指しているかについてはノーコメントで。株に投資してちょいとばかし儲けさせてもらっている国もあるので(笑) 確かに、1つの限られた競技ではなく、さまざまな競技に対して国際レベルで戦えるだけの強化を行えるというのは、それだけの国力・豊かさが日本にあるという証拠とも言えるでしょう。 ただ、今回に関して言えば、入賞レベルにまで力を高めてきたのは本人(とその周辺)が相当の負担を背負った結果だと思われます。カーリングもその典型でしょう。4年間もの間背負い続けてきたプレッシャーをさらにまた4年、というのはやはり厳しいものがあると思います。一線をとりあえず退く、という考えになるのもやむをえないでしょう。 日本がどうしても冬のメダルたくさんが欲しいというのであれば、国民のウインタースポーツへの理解促進と通年での強化が可能な環境が必要になります。 ただそうなると国民負担の問題も出てくるので、「日本は元々南国なのだから(ヨーロッパ諸国と日本の緯度を比較してみましょう。)、ウインタースポーツが不得手なのは仕方がない」と割り切って、比較的メダルの取りやすい夏のオリンピックに特化してしまう考え方もあるでしょう(柔道があるし)。それこそ某国の真似になってしまうでしょうが。 でも、それ面白いですか? さて、+α。 サッカー日本代表に関する話題は他の皆さんにお任せします(笑) 今日はいろんなブログ・サイトでこのネタをとりあげているでしょうから。 「なぜ○○が入ってないんだ」「××を入れた理由が分からない」「△△が入ってるからOK」等、百家争鳴百花繚乱。 自分の意見としては、候補者のレベルはおそらく横一線なんでしょうから、誰が入っても誰が落ちてもおかしくなかったと思います。 …というかよくわからないだけですけど、と正直に白状してみました(苦笑) あえて言うならケガ上がりの柳沢は現状では0.5人として考えておいて(他意はないです、あしからず。)、オーストラリア戦24時間前まで引っ張るつもりで見ている方がいいのではないかと。 だから、久保、佐藤、松井なんかは万が一に備えておくべき。 特に松井は、ヨーロッパにいるから時差の調整が不要ということで、それこそ直前に20人(GKを除いて計算)のうちの誰かに何かあった場合にはすぐに呼ばれることになるのでは、と思ったりもするのですが。