血液検査で322人誤判定
国立精神・神経医療研究センターは、がんなどの診療の参考にする血液検査で基準値に変更があったのに、電子カルテに反映せず、計322人分(467件)で誤った判定をしていたと発表しました。診療への影響はなかったとしています。センターによると、基準値の変更を反映していなかったのは、がんや骨粗鬆症、筋疾患の診療を目的とする腫瘍マーカーなど19項目です。うち11項目の判定に影響があり、基準外なのに基準内と判定されたケースは81人分(105件)だったそうです。検査結果が電子カルテに記載されるようになった2012年3月以降の状況を今年9月に点検したところミスが判明しました。ただし、誤りのあった判定結果だけで治療方針を決めるなどのケースはなかったとしています。