少子化解消のヒントをシンガに求める
お連れ様を送り出し、本日は午後から自由時間を満喫しているstaycoolです。海外物件の売却の契約だけさっと済ませた後は、オーチャードにある日系のホットヨガしかし、残念ながら男子禁制サロンでした。Four Points by Sheratonを出て最終日に泊まるのは世界一の空港ホテルと誉れ高いCrown Plaza Changi Airport此方はIHGを準メインにしていた数年前に宿泊した以来。前回は平でしたが、今回はSpire Eliteくだらない話ですが、扱いが全く異なります。海外で必須のアダプターをアメニティで頂いたり、King Premier Runway-viewの部屋になったり。空港直結のため、日頃、行かないようなターミナルまで巡回食べ歩きをして過ごしました。ホテルは素晴らしいですが、世界一といってもピンと来ずやはり世界一の空港とセットになっている事で感じ方が変わってくるものと思いましたね。チャンギは不動の世界一でNRTとHNDが目指す姿でもあります。さて、シンガは超少子高齢化社会化してきています。少し古いデータですが、「World Population Prospects, 2015 Revision」によれば2015年時点で60歳以上の人は日本が33%、シンガが18%です。これが2050年には、日本が42.5%、シンガが40.4%とここ十年の日本以上に急速に高齢化が進んでいると言えます。因みに、合計特殊出生率は、2015年で日本が1.45、シンガが1.24と此方も危機的な数字が出ています。にも拘わらず、未だ成熟しきっていないという見方もあるかもしれませんが、経済成長率は日本の倍以上。これは、シンガの歴史そのものにも被りますが、移民大国であった事があります。未だに移民を受け入れていますが、これによって仕事が奪われたとして政権が揺らぐなど経験すべきポイントは通過しながらも、移民を完全中止すれば国として立ち行かなくなる事を政府は知っているはずです。しかし、ただ受け入れるだけでなく言語能力についてはうるさい事を言わない、但し、銃の使用・殺人・麻薬については、死を以て償ってもらうなど、労働力の受け入れについてはハードルを下げながら、何かすればムチも強烈に浴びせる・・といった絶妙のバランスで運用しているとも言えます。日本がこれをやるかと言えば、なかなか難しいところはありますが、香港もそうですが、お手伝いさんやベビーシッターは日本はもう少しこの分野で外国人を活用できないか?というのはあります。首都圏では、待機児童が未だにいたりしますから無認可を使うのであれば、お手伝いさんを低廉に活用できるように教育を施したりしてより共稼ぎ夫婦に時間を与える事ができると思います。海外でもベビーシッターによる原因不明の死亡事故とかもあって日本人が踏み出せないのも理解できますが、品質については、出来る限り国がバックアップし、民間も活用しながら、評価制度でしっかりモニタリングする・・あるいはユーザからの格付けで、当人の契約更新を柔軟にするなど運用面で工夫をすれば、より良い形になるのではと思います。ここでノウハウを蓄積しておけば、世界に冠たる日本品質のシルバービジネスや対少子化コンサルティングなどポリシーミックスを海外に対して売り出す事も可能になるかもしれません。もう、どんなに移民を受け入れようともここから人口減少は止まりませんが、よりソフトランディングさせるためにも政策パッケージは全力を注ぎ込む必要があります。国の存亡の危機ですからね。