白ずきんちゃん ふたたび
えっ?まさか・・たばちゃん♪は、愕然としました。この状況は、あのときと 同じでは・・?衝撃の あの 白ずきんちゃん事件から、はや 4年半が 経とうとしていました。この数年間。自分が ‘いいひと’ブランドの 白ずきんをたくさん 重ね着していたことを 知ったたばちゃん♪は・・・1枚ずつ 白ずきんを 脱いできました。これまで 長い年月をかけてコレクションしてきた、大切な 大切な、白ずきん。それらを 手放すのは断腸の想いでしたが、たばちゃん♪は、やってのけました。どの白ずきんも 思い出深く、捨てるのは 容易では ありません。それでも、白ずきんを 脱ぐたびに、悩みのタネだった 頭痛は軽くなっていきました。また、ある程度 軽くなると、もっと もっと自由になってみたくなりました。あるときは、イヤイヤ。そして あるときは、自ら すすんで。たばちゃん♪は白ずきんを 脱ぎ続け、いつしか すっかり 身軽になっていました。必要最低限の白ずきんだけ 残したたばちゃん♪は、数年前の自分を 懐かしく 思い出すこともありました。あの頃の私は、とっても 大変だったわ・・・どうして あんなにも白ずきんを 必要としていたのかしら?いまの たばちゃん♪にはその理由が わかっていました。そして いつのまにか自分が 以前ほど 白ずきんに 頼らずとも生きていけるようになってることにも、気づいていました。すっかり 身軽になった たばちゃん♪は、これまでとは違う山道を歩き始めていました。険しそうに見えた その山は、いざ 登り始めてみると意外と楽しい 遊歩道でした。が、ある日のこと。遠くで 誰かが 叫んでいる声が聴こえました。白ずきん、ちょうだーい!たばちゃん♪は、いつもの癖で白ずきんを 深く 被りなおしました。そして 聴こえないふりをしました。数日後、また 同じ声が しました。白ずきん、ちょうだーい!たばちゃん♪は、どきどきを隠して白ずきんを 手で 押さえ、走り出しそうになるのを ガマンしながら早歩きで 前へ進みました。こういうとき、走って 逃げると、相手は よけいに 執拗に追っかけてくる。数年前の 白ずきん事件によって、たばちゃん♪はそれを 痛いほど 学んでいました。だから、その叫び声には 気づかぬふりをしたまま、どこか 大きな木の陰に隠れて やりすごしてしまおう、と 考えたのです。それでも、その‘逃げ出したい気分’は、相手に 察知されてしまったようです。白ずきん、ちょうだーい!!相手は、さらに 速度を上げて白ずきんちゃんに 迫ってきました。たばちゃん♪は、泣きたくなりました。この状況は、数年前のあのときと同じだわっ!追いかけてくるひとは 替わっているけれど、これって、私のいつものパターンじゃないのっ!!たばちゃん♪は、途方にくれました。みんなが欲しがる 高級ブランド白ずきんは、もはや たばちゃん♪の手にはほとんど 残っていないのです。けれども、そのことを知らないひとが、たばちゃん♪が 白ずきんを まだまだ たくさん 持っていると 期待して、追いかけてきているのかもしれません。たばちゃん♪は、逃げるのを あきらめました。きっと、私が 逃げるから、追ってくるんだわ・・・私は、白ずきんを、持っていません!それが 相手にも わかるよう、立ち止まってみました。近くで 見てみれば、たばちゃん♪が 以前のような ‘白ずきん持ち’でないことがわかってもらえるでしょう。ところが、相手は おかまいなしです。あの手 この手を 使って、たばちゃん♪から 白ずきんを 奪おうとしています。たばちゃん♪は、途方にくれてしまいました。そんなとき、ふっと 思い浮かんだのが、自分の持っている新しいずきんのことでした。実は、たばちゃん♪は、最近、白ずきんに代わる 新しい持ち物を手に入れていたのです。それは、‘透明ずきん’その 透明ずきんは、ある業界で 流行しているものであり、とても高価なものでもありました。その透明ずきんに魅せられた たばちゃん♪は、なんとか 努力を 重ねて自分専用の透明ずきんを 手に入れ、日々 お手入れを していました。この透明ずきんは、取り扱いが とても 難しいのですが、お手入れをすれば するほど 艶が増し、味わい深い ずきんへと 育っていくものなのです。ぱっと 見たところ、ファッション性は イマイチだけれども。この透明ずきんには計り知れないパワーがある、ということを、たばちゃん♪は 確信していました。もしかしたら、すべての問題は、この透明ずきんで解決できるのかもしれない。そんなふうに思い始めていたところでもありました。こんなケースにでも、透明ずきんは 有効なのかしら?たばちゃん♪は、半信半疑のまま、透明ずきんを身にまとい始めました。実は、この 透明ずきんは、大リーグボール養成ギプス並みに装着し続けるのが 困難なものでもあるのです。でも、きっと。ここに、解決方法が、ある!これまで 繰り返してきた 自分のパターンとこの透明ずきんとの間にはなんの関連性もあるようには 見えませんでしたが。たばちゃん♪は、すがるような気持ちで透明ずきんを 握り締めました。いつも 被っている必要はありません。必要なときだけ透明ずきんを 被れば、良いのです。たばちゃん♪の 新たなる ずきん生活が始まろうとしていました。(つづく・たぶん) http://www.funwarist.comふんわりすとでは、2013年3月31日までの間、ふんわりすと おうちサロンでの施術 1件につき 2,000円を 義援金として 被災された市町村役場・団体へ 寄付します。自分のために 時間とお金を使うことが、誰かのためになる!そんな輪(和)に、ご協力いただけると 嬉しいです。 クリックするだけで募金ができます。 輝く女性のためのチャリティーセッション毎月5名さま限定です!対面もしくは電話にて。たばちゃん♪のセッション体験記は、こちら 東北振興サポートセンター 甦れ!はまなす Hamanasu 目に見える部分だけでなく、多方面からのサポートを 展開中です。ご支援くださる方は・・・ ⇒ こちら ふんわりすとでも、おうちサロン寄付金枠より年間支援しています。丁寧な事務局さんで、安心して 託せますよ。