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カテゴリ:映画紀行
サウンド・オブ・ミュージック・ファンの私にとって、今日、ビックニュースを目にすることになる。それは、仕事中、家内から携帯電話に送られてきたメールに記されていた。メールのタイトルは、『トラップ一家』である。 ビッグ・ニュース、それは、トラップ・ファミリーが実際に住んでいた館が、ホテルとしてオープンするというものだった。オープンは7月25日。しかし、部屋数わずか14室。暫くは世界中のサウンド・オブ・ミュージック・ファンによる争奪戦になりそうである。 映画の中でのトラップ邸は、表側がフローンブルク宮殿(市街地からヘルブルン離宮に行く途中にある)、裏側がレオポルツクロン宮殿(こちら)が、その家として使われている。従って、映画で見た景色とは異なる。クリーム色の壁だけは、共通点といえようか。しかし、実際に住んでいた家の中に入るとしたら、映画のシーンと重ね合わせ、きっと感慨深くなるだろうこと、予想に難くない。 そのトラップファミリー邸は、私がザルツブルグを訪れた時に買った、サウンド・オブ・ミュージックのパンフレットにもその写真が記載されている(上はその写し)。しかし、その所在地は郊外であり、その他のサウンド・オブ・ミュージック・スポットからも離れていた。しかも、公開されていなかったので、私も行くことはなかった。 当時のパンフレットには、次のように書かれている。『トラップ一家がオーストリアを去った後、美しい館はヒトラーに没収され、第三帝国の電話センターとして使用される。戦後トラップ一家はこの館を売却し、ヴァーモントに土地を買う。現在は、宗教団体「聖なる血の兄弟達」の若い宣教師のセミナーに使われている。トラップ一家が本当に住んでいた家を見たい見学者には、静かに庭園まで入ることが許されているが、建物の中には入れない。』 私が最初にザルツブルグを訪れた時、サウンド・オブ・ミュージック・ツアー(こちら)を主催していた、パノラマ・ツアーもこのホテルのパートナーになっているようである。きっと、サウンド・オブ・ミュージック・ツアーもこのホテルを訪れることになるのだろうか。これから訪れる人にとっては、新たな楽しみになろう。 さて私は、再び、ザルツブルグを訪れることがあるだろうか。万が一、そんなチャンスが将来、訪れてくれるなら、サウンド・オブ・ミュージック・ファンとしては、きっと行かねばなるまい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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