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カテゴリ:ヨーロッパ紀行
先日、初めて訪れたドイツ・シュツットガルト。実は、私がその地の名を知るのは、今から19年前のこと。シュツットガルト・バレエ団の日本公演"ON YOUR TOES(オン・ユア・トーズ)"の舞台を見に行った1994年4月のことである。 以前、ここにも記したことがあるが、それはブロードウェイ・ミュージカルの巨匠コンビ、ロレンツ・ハーツとリチャード・ロジャースの作詞作曲による、名作ミュージカル。そんなミュージカルをバレエ団が演出するところに不思議さを感じつつも、当時はバレエやタップやロシア(あるいはウクライナ)の踊りにと、。。。とは言え、その記憶は既にぼんやりしているのだが、とても楽しく印象的な舞台だったことだけは記憶している。 というわけで、シュツットガルトを訪れると決まって、その地を訪れる日が漸く来たんだなあと思っていたのだが、手にしていたガイドブックにも、ホテルにある観光マップにもそれを認めることはなかったので、その存在を感じることもないのかなと思っていた。しかし、それはすぐ身近なところにあった。 滞在2日目の夜、再び前日と同じように夜景の見納めに外に出ると、前夜池越しに見た州立劇場、その正面壁面にStuttgarter Ballettと垂れ幕がかかっているのが目に入る。そして、その建物の周囲に沿って歩き、舞台の案内を見て想いを馳せたのであった。
この日、劇場で舞台があったかというとおそらく無かったように思うのだが、そこがバレエ団の本拠地であり、19年ぶりにシュツットガルトバレエ団を身近に感じることが出来たのは、まさに偶然のサプライズであり、再会の喜びを噛みしめていたように思う。 そして、今この記事を書きながら、昔のファイルを発掘し、日本公演当時のパンプをそしてチラシを、まさに19年ぶりに開いている私である。
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