カテゴリ:株式投資
やっぱりというかなんというか、
フージャースの下方修正がありましたね。 これはフージャースの経営が悪いとかではなく、 外部環境の影響が大きいですね。 マンションデベロッパーが軒並み売上高・経常利益を 下方修正している現状を見ると、 単純に考えて需給バランスが 「需要<供給」になってしまったんじゃないでしょうか!? ドラッグストアなんかもそうでしたが、 同業他社が新規上場しまくっている状況が2~3年も継続すれば 大抵は供給過剰になってしまうのは当たり前の話で、 市場の拡大が終わった時には過剰供給状態が待ち構えてるという 厳しい現実が残ります。 ドラッグストアなんかだと元々の販売している品物の 価格が大崩れする事はありませんが、 不動産価格は水物ですから不動産価格が値崩れすると マンションデベロッパーや流動化銘柄は 目も当てられない状況が到来する事が予想されます。 不動産業界は価格が需給によって決定される要素が強いですので、 完全なコモディティーとは言えないものの景気循環株と考え、 ここで不動産価格と業績のサイクルを考えていきます。 (売上高)=(数量)×(価格) ですので、販売価格と数量の関係に注目していきますと 1)どん底:<数量→>、<価格→> 2)回復期:<数量↑>、<価格→> 3)拡大期:<数量↑>、<価格↑> 4)加熱期:<数量→>、<価格↑> 5)天井 :<数量→>、<価格→> 6)後退期:<数量↓>、<価格→> 7)不況期:<数量↓>、<価格↓> 8)夜明前:<数量→>、<価格↓> 1)~2)・・・~8)~1)に戻る というサイクルになっていますよね。 こういった市況関連銘柄に投資するならば 2)で投資して5)で回収するのが理想的です。 しかしそれは内部の人間ですら難しいですから、 3)で投資して4)で回収するのが一般的で 価格上昇を見ながら投資を行うのがミソです。 REITの状況などを見ていると、 現在は市場全体の需要が拡大せずに価格だけが上昇するという 「加熱期」に当たると思います。 もしかしたら既に「天井」なのかも知れません。 これから不動産価格の上昇が止まればいよいよ 業界の冬の時代に突入するというのが僕の見通しです。 不動産価格が下がっていく中で マンションやREITを今すぐ買いたいという方は少ないでしょうから。 そうなると現在のPERなんて何の意味も無い数字となりますね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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