カテゴリ:株式投資
前回は不動産銘柄が市況関連銘柄であると書きましたが、
僕が思うにこれは不動産銘柄だけでなく 実は景気循環しない株の方が少ない気がします!! 実際に景気循環しやすい順にセクターを列挙していきますと、 1)コテコテの景気循環セクター ・化学 ・卸売 ・ガラス土石 ・繊維製品 ・ゴム ・海運 ・紙パルプ ・機械 2)扱っている商品の価格に左右されるセクター ・鉱業 ・鉄鋼 ・非鉄金属商品 ・石油石炭 ・証券、商品 ・不動産 ・建設 3)シリコンサイクルに当て嵌まるセクター ・電気機器 ・情報通信 ・精密機器 ・半導体 4)内需関連の景気循環傾向が強いセクター ・銀行 ・保険 ・陸運 ・倉庫運輸 5)内需関連の景気循環傾向が弱いセクター ・小売業 ・サービス ・空運 ・輸送用機器 6)殆ど循環しないセクター ・医薬品 ・電力ガス ・食品 ・水産農林 こんな感じですかね。 こうやって考えると、景気の影響を受けてるのは当たり前で 業績が一定の上昇カーブを描くなんて事は かなり稀な事だと思っていた方が良いです。 景気その他諸々の影響で何年も続けて業績が低迷したり 好調になったりするのが普通ですよね。 そう考えると、 殆どの銘柄でPERを投資指標にするの が危険な事になってしまいます!!! 同じようにROEやPEGレシオなどは穴だらけの指標となっていまいます。 だから僕は変動しにくい純資産にスポットを当てて 常にPBRを最重要指標として活用していまして、 PERが低くてもPBRが3倍以上であれば見送ります。 それを唯一無視したジェイブリッジで痛い目に遭って以来、 これは厳守するべき事項だと捉えています。 PBR5倍以上の銘柄のリターンが極端に悪いというのは 景気循環しない銘柄が少ない事を考えると当然の事ですよね。 2~3年業績好調でこれは成長株と思っていたものが 実は景気循環株だったという事は良くある話で、 そういう間違った判断をした場合に PBRの高い銘柄に投資していればダメージが大きいですから。 ジェイブリッジの場合はFCFがマイナスだったので破滅的な状態になった訳です。 損益計算書を分析して業績予想をしてPER何倍とか考えるよりも 貸借対照表やキャッシュフロー計算書を分析する方が 大切だと僕は考えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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