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テーマ:タイ(3308)
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昨年の大洪水が嘘のように平穏な日々が続くバンコクです。
しかし、あまり報道されませんが地方ではいまだに洪水に苦しむ地域もあるそうです。 先週金曜日のNATION紙の報道によると、バンコクからバスで2時間ほどのスパンブリ県、パンプラマ地区役場の前で100人以上の農民たちがデモを行いました。 彼らの訴えによると、彼らが住む地域と水田は去年の8月28日に洪水が始まって以来、5ヶ月以上たった今も1.2メートル冠水しているそうです。 雨季も数ヵ月後に迫っているのに、このままでは今年の稲作をすることができないと、行政に迅速な対処を訴えました。 それに対して灌漑局のクリサダ氏が「現在、100台以上のポンプを動員して冠水した水田からの排水を行っています。全ての洪水は10日以内に無くなるでしょう」と約束したのを受けて、農民たちは平和裏の内に解散しました。 クリサダ氏によると、昨年の北部から流れ込んできた水量があまりに多かったので、排水に時間がかかっているそうです。 一方、明日から5日間の予定でインラック首相と約10人の大臣が、昨年の大洪水で大きな被害を受けた北部、中部7県の洪水被害からの回復状況、新たな洪水に対しても準備状況を視察して回ることになっています。 これに対して、政府は様々な洪水対策を発表しているが、現場の声を取り入れておらず効果的な対策とは言えない。 首相はもっと地元の人の具体的な意見に耳を傾けないと、この視察旅行は選挙キャンペーンのような人気集めに終わってしまうだろうという指摘もあります。 昨日、ムエタイ仲間の警察官が言っていました。 彼はインラック支持派ですが、今年も昨年のように彼の家が浸水したらもうインラック政権は支持しないそうです。 同じ気持ちの仲間がたくさんいるとも言っていました。 インラック政権にとって大洪水の再来を防ぐことには、国と国民の生活を守るだけでなく、自らの政権の存続さえ賭けたものになりそうです。 仕事が計画通りに進まないのはこの国の常ですが、5月にはまた雨季がやってきます。 残された時間は、決して多くありません。 この日記を楽しんでいただけたら、ぜひ下の3つのアイコンに応援クリックをお願いいたします。 皆様から頂く一票とコメントを励みに、毎日更新しています。 どうぞよろしくお願いします。 クリックされたら、他のたくさんの人気ブログとも出会えます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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