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NHK土曜時代劇「陽炎の辻2 ~居眠り磐音 江戸双紙~」の今日は最終回。 泣いた。大泣き。 だって、冒頭からいきなり、運命に引き裂かれたかつての恋人と 長い遍歴の末、ようやく襖越しに声を交わせる名場面なのだ。 ううう。切ない。 大好きな山本磐根(注:山本耕史演じる坂崎磐音)の 憂いを含んだ優しい微笑がたまらない魅力。 ああ、いるんだなあ、こんな男(ひと)、と いまだシンデレラになりたがり症候群の元乙女(長い形容)のツボにピタリはまってしまう。 「新選組」の土方役もそうだったけど、決して古典的な顔立ちではないのに いいんだよねえ、侍姿。 昨年放映された「陽炎の辻」から1年。 目をハート型にして、衝撃の出会いに生きててよかった、としみじみ思った日々。 去年の最終回も泣いた。 ラストシ-ンで流れた松本和也アナウンサーのナレ-ションは 「いつか必ず 夢は叶う 想い続けていれば いつか必ず 想いは通じる いつか必ず」 この「いつか必ず」は今回もいろんな場面で使われた。 今日の冒頭シーンでも、笛木優子演じる奈緒が 「いつか必ずこのような日が来ることを念じておりました」 と語っていた。 初回もこの言葉が使われて、昨年の放映からうまく繋げるものだ、と感心していた。 今回のラストシ-ンもやはり・・・・・・。 「いつか必ず大切な人に出会う その大切な人を守るために 人はこの世に生を受ける」 二人の後姿を向日葵畑の向こうに見送りながら、 去年のラストシーンを思い出していた。 あれは初めて一緒に辛い旅をした帰り道、二人はやはり緑の中を歩いていた。 脚本家は尾西兼一氏。 構成がうまいのだろう。 文庫十数冊分に及ぶ話を主要なエピソードを交えて感情移入しやすくまとめている。 30分枠になってしまって物足りなく感じていたが、はしょった感じがない。 いい仕事してくださいます。 しかし。 回数を重ねるごとに派手になる殺陣。 剣の道に精進する磐根がするはずもない曲芸じみたアクションはやめて欲しい。 そういうドラマじゃないはず。 磐根ファンなら賛同してくださいますでしょ? 注:今回のラストシ-ンのナレーションは その大切な人に出会うために⇒その大切な人を守るために の間違いでした。既に読んでくださった方、決め台詞を間違えてしまって申し訳ない! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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