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カテゴリ:映画感想
内容
12月3日。河川敷にある大森スポーツ広場にて全裸の死体が発見される。 顔は判別できないほど損傷し、手足の指紋は焼かれていた。 そして身につけていたと思われる服は近くで焼かれ、身元不明。 ただ、、、被害者が乗ってきたと思われる自転車が残されてあった。 死亡推定時刻は昨晩午後6~10時とされた。 あまりの状態に所轄の内海(柴咲コウ)弓削(品川祐)だけでなく、 本庁の刑事まで駆り出され、その中には、草薙(北村一輝)の姿もあった。 身元判明まで時間がかかると思われた矢先、即座に判明する。。 被害者は、富樫慎二(長塚圭史)無職。 簡易宿泊所から、使用した部屋の鍵の盗難届が出ていたのだった。 部屋に残された毛髪、および自転車に残されていた指紋などから断定される。 検視の結果、頸部に残された索条痕が見つかり、 こたつなどに使用されるねじれたコードが使われたと思われた。 そんななか富樫の元妻・花岡靖子(松雪泰子)が、捜査線上にあがる。 内容2 早速、内海、草薙は、靖子を訪ね、事件当日12月2日のアリバイなどを聞くと。 娘・美里(金澤美穂)とともに、完全なアリバイがあり、収穫無し。 その帰り、アパートの階段ですれ違う男。 靖子の隣室の男・石神哲哉(堤真一)にも事情を聞くが まったく、得るものは何もなかった。 だが、、石神が手に取った郵便物に『帝都大学』の文字を見て取り 湯川学(福山雅治)へ捜査協力を求め、内海、草薙は帝都大学へ向かうのだった。 内容3 いつもどおり、湯川は捜査への協力を拒むが、 容疑者が美人であることを草薙から聞き、興味を覚えはじめる。 そして、、その隣人の名前が『石神』であるコトを知り、 『本物の天才は、石神だけ』と言いきる湯川だった。 数日後、石神のアパートを訪ねた湯川。 それは17年ぶりの『親友』の再会。。 思い出話に花を咲かせ、ウイスキーのボトルを傾ける2人。 そんななか、、湯川は、数学科の教授から借りた1つのレポートを石神に見せ、 正しいかどうか答えを求めるのだった。。。。 翌朝。。気がつくと眠っていた湯川。 石神は問題を解き、間違っていることを指摘する。 湯川は今でもまだ『石神が天才である』ことを確信する。 石神のアパートからの帰り、出勤の石神に隣室の靖子のことを問いかけるが、 あいさつ程度という答え。『美人なのに』という湯川であったが。。。答えない。 だが、突然奇妙なことを言う石神。。。。。 『いつまでも若々しいな』 何か妙なモノを感じ取る湯川であった。 内容4 靖子の完全なアリバイは、まったく崩せない状態。 そのうえ、それを補強するかのような証言まで登場してしまう。 捜査は暗礁に乗り上げ、被害者が多額の借金があったことから、 別の視点での捜査が開始されていた。。。。。。 その一方で、湯川は、、アリバイの完全さに、何かを感じ始めていた!! 敬称略 当然のことながら、原作は未読。 タダ、連続ドラマは見てましたので その観点から言うと、、 連続ドラマを映画化したと言うよりは、 単独のドラマ、映画として独立させている。 と言うほうが正解だろう。 多くのキャラクターは、連続ドラマそのままでキッチリ描かれ、 様々な推理も含めて、会話劇は、健在である。 そのうえ、草薙の登場シーンが多いというのは 北村一輝さんのファンにとっては、よろこばしいばかり。 そうでなくても。 福山雅治さん、堤真一さんも含め、北村一輝さんと 本当にカッコイイ俳優さんばかり!! 3人が同時に存在する場面はあまりありませんでしたが、 俳優としての力だけでなく『美しさ』を見ることが出来ますので(^_^)b ただ、、そんなキャラの描き込みとは別に 連ドラ『ガリレオ』とは、決定的に違う部分が存在する。 それは、 『「実証」を旨とする湯川准教授』 と言うことが、序盤にあったオマケ的な事件の挿入以外 まったく使われていないことである。 そのため、、連ドラであった様々なシーンは存在しない。 たとえば、、、『独特のヒラメキ』など、その筆頭である。 この部分、面白くないかどうかは完全に好みが分かれてしまう部分であり、 そこが『映画として独立している』という部分でもある。 その一方で、 湯川にとって今までとは違うシチュエーションであるため 『ドラマ』としてみた場合。 天才石神の謎を解くと言うことも含めて、 コレまでほとんど表現されなかった『湯川の心の葛藤』が存在する。 そう考えれば、 連ドラとは違うが、別のオモシロ味も出てくる映画となっている。 さて、、そんな雰囲気の映画。 基本的に、 石神VS湯川 と言う雰囲気を漂わせているが、、、 湯川が石神が提示した問題を解く!!と言った方が正確だ。 心理戦ではないが、 今までとは違う面白さは漂わせたドラマとなっている。 連ドラを見ていなくても 面白さは伝わるし、俳優さん達も含めて 全般的に面白かったと思います。 タダまあ。わたし的には、 2人が対面した時の、、正確には書きませんが『あるシーン』 その直前で『別シーン』を、、強調しすぎてしまってるんですよね。。。。 これがねぇ。。。 頭に鮮烈に残ってしまって、『容疑者Xの献身』というタイトルを考えた時。 私の頭の中で、ほとんど整理が付いてしまい、、 その後出てくる、石神の行動まで読めてしまうという始末。。。。 そこがねぇ。。。 私だけなのかも知れませんが、なんか、、、 映画の中盤にも行ってないのに、 何を期待して良いのかが、分からなくなってしまいましたm(__)m おかげで、、ミステリー、サスペンスとしては、、少し疑問がチラホラ。。。 いやまぁ、『ネタフリ』は分かりますけどね。。。強調しすぎ! あえてもう一度書いておきますが 原作は読んでませんし、前情報もまったく入れていません! いろいろ書いてきましたが ま。。。楽しかったです。 数学以外に『幸せ』を知らない男が、幸せな家庭を見て。。。 そういうことですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年10月05日 15時18分23秒
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