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カテゴリ:映画感想
内容
それは、ある日、突然発生した。 1人の男が、車の運転中に、目が見えなくなってしまった。。 親切そうな人に送ってもらい家に何とか到着。 なにも見えない中、家具などを壊しながら妻の帰りを待ち、病院へ向かう。 眼科医に診てもらったところ、異常なし。 精神的なモノかも知れないと考えられたが、 もしもを考え精密検査のための大病院を紹介されるのだった。。 内容2 異常のない、盲目状態。白い闇。。。。 眼科医をふしぎなモノを感じながら、迎えた翌朝。。 何も見えなくなってしまっていた。。。。。。。。。 それは、はじめの男に接触した人々に次々と発生しはじめ、 次から次へと感染し、広まっていった。。。 ついに『白の病』と呼ばれるようになり、政府は隔離命令を発令するのだった。 だが、、、『病』は止まらず。。。。。。。。。 内容3 隔離されたはじめの男。。そして、眼科医と、その妻。。。。 日ごとにに、施設の隔離患者は増えていき、、、 ついに、争いなども発生しはじめる。 恐怖は、新たな悪意を呼び、欲望を呼び覚ましていく。 そして崩壊していく人間の理性。 ただ、ひとり、目の見えることを偽る眼科医の妻を除いて。。。。。。。 ↑ワザと、登場人物、俳優名などは書いていません。 実際、劇中でも、ほぼ語られていませんので。。。。 さて、この映画、 ノーベル賞作家の作品という。。。 当然、私は未読。 言ってみれば、簡単なこと。 いや、人間にとって目が見えると言うことが、 大きな意味を持っていると言うことを表現し。 見えなくなることで、見えるモノ。 見えることで、見えにくくしているモノ。 そう言うモノがあると言うことを 危機にあった人間の理性や行動を通じて、表現している感じだ。 まぁ、物語で表現されていることにはオモシロ味を感じるし 崩壊し、『光』が見える。。と言っても実際に見えるというのではなく『希望』 希望が見え始めるまで、様々な出来事をとうして描ききっている。 そういうのは、感じることはできるのである。 ただなぁ。。 『映画』を見ていて、根本的な疑問がいくつか存在する。 その1、物語のテンポ。 展開自体は、悪くないのだ。 崩壊から、戦い、希望へと1人の女性の『目』を通して描かれているし、 そのことも、演出的にオモシロ味もあるのだ。 が。。。映画が、中盤を超えるアタリまで、 ほぼ全編が『隔離施設の物語』なワケです。 確かに、そこに、崩壊した人間の姿や 殺伐として雰囲気はあるのだが。 惨憺たる有り様の繰り返しが、あまりにも長すぎて、 『次』までが、かなり長い!!! また、見えないという状態のせいでもあるのだが、 登場人物たちの気持ちは、1つだし、変化がないんですよね。。。 コレが、またツライ。 きっと、『生きる意味』を失えば、、ということなのでしょうが。 物語に進展が見えない以上、 その世界の異常性を見るよりも、本当にツライ時間でした。 結局、主人公の『気持ち』さえ、表現されている部分は、 全編を通してかなり短いですしね。 その2,映像演出 見えない。。。と言うことを表現し、 白い闇を表現するために 完全に真っ白の画面。その一方で、真っ暗な画面。 その中間とも言える、ピントのずれた画面。 はたまた、凄惨な現場を見せないための、ボカした画面。 1つの映像表現としては、間違ってはいないのだが。 これらの『映像表現』が、全編にわたって行われている。 おかげで、、ほんとうに、見ている『目』および『脳』が疲れました。 おかしな言い方ですが。 劇場の室内灯をつけた状態で、丁度良い感じでしょうか(苦笑) R指定以前の問題で、 光線による異常のある方は、絶対に見ない方が良いです。 内容が云々よりも 絶対に気分が悪くなると思います。 いや、、これ、、注意喚起すべき事です!!!!!! もちろんその一方で、物語上の注意点もたくさん存在する。 それは、、気のせいではないでしょうが、 若干、悪意の描き方に『偏見』が存在する部分でしょうか。 1つの表現としては、成り立つのですが。 どうも、コレは納得しにくい部分。 見えないのに見える欲求を求めているなどの点も同じである。 ちなみに、もっと問題があるとすれば 『予告』などで流れているほど、主人公は、主人公らしくないことかな。 ま、、ネタは面白いですが、 編集すれば、90分弱の映画かな。。。ほんとは。。。 好みはあるでしょうが、 期待感が強すぎると、つまらないと思う印象が 軽く上回ってしまうでしょうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年11月22日 17時59分33秒
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