内容
闇市で生地探しをする糸子(尾野真千子)木之元(甲本雅裕)は、
パンパンと呼ばれる着飾っている女性が居ることに気づく。
そこに、女性の力を感じる糸子。
そんななか、八重子(田丸麻紀)から実家に帰ると知らされる。
どうやら玉枝(濱田マリ)と上手くいっていないようだった。
息子たちが戦死し、苦しむ玉枝は八重子を責めているという。
その一方で、八重子の息子・太郎も2人の事で心を痛めていた。
なんとかしてやりたいと考え始めた糸子は、
パンパンの女性たちがパーマをかけていることに注目。
木之元の協力で、東京にパーマ機があると分かる。
そこで糸子は“安岡美容室”を始めようと八重子を説得。
「これからはパーマと洋服なんや」
敬称略
「何も考えんと、東京行こ!」
この糸子のセリフは、凄いですよね。
安岡美容室というキーワードで八重子の心を揺らす糸子にしても、
糸子らしさが満載である。
そこに、糸子の生き様を見受けられ、
暗い時代のシリアスな物語を、
“未来”が見える楽しいモノに転換してくれている。
物語のテンポも本当に良い感じであり、
もちろん、尾野真千子さんのメリハリある演技も素晴らしく。
これ以上、何も言う言葉が見つからないくらいだ。
時代に流され生きていく主人公の姿を描くのもドラマかもしれませんが、
やはり、自らの力で、生き抜こうと必死になっている主人公のほうが
ドラマとしても楽しいし、主人公も魅力的に見えます。
たとえ“未来”を知っていたとしても、
必死になっているから、応援したくなりますしね。
最も見たかった『ドラマらしいドラマ』が、
今ここにある。。。。と言っても良いでしょう。
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