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カテゴリ:ドラマ系の感想
内容
ホントのことが言えず、嘘をついてしまったことをきっかけに、 引きこもってしまった陽平(佐藤二朗) そんな陽平を“STEPルーム”の生徒たちが励ましてくれたことで、 陽平は、もう一度、学校に復帰。 職員たちにいじめがあることを認めようと訴える。 しかし、榊校長(高橋克典)は、いじめは無いと言い切ってしまう。 そこで陽平は、直接、教育委員会に出向き、いじめがあることを訴えるが、 門前払いされてしまう。 陽平の気持ちを知った藍子(鈴木保奈美)祥子(佐久間由衣)は、 自分たちにも非があることを打ち明けた上で、あるアイデアを出すのだった。 そんななか卒業式が迫り、祥子は、“STEPルーム”の生徒たちにも、 独自に卒業式を行いたいと考え、そのことを榊校長に伝えるが。。。、 敬称略 脚本、梶本恵美さん 演出、石塚嘉さん 話数が少ないこともあるが。 今作が“ドラマ”として、難しいのは。 扱っている題材が題材だからでは無い。 今作。主人公および、主人公と同じ境遇の人が多すぎて、 “ドラマ”として、描き切れていないのである。 主人公自身も、変わり始めたばかりで、 “ドラマ”としては、変わっていないと同じレベルなのである。 そう。生徒たちと同じ。 もう、こうなってしまうと、描くことが多すぎるのだ。 主人公を描こうとすれば、臨時ではあるが教師であることを描かねばならず。 そうなると、子供のことを描く必要が出てくる。 が、子供を描けば、主人公を上手く描くことが出来なくなるのだ。 重ねているけど。現状では同じだからだ。 言ってみれば、生徒同士で話をしているだけなのである。 もちろん、それがダメというのでは無い。 両者を描かなければ、意味が無いので、 両方を描く必要性があるが。。。描くだけの時間は無いのである。 問題は、それだけではない。 “ひきこもり”という要素だけを扱い、 そのきっかけになる、あれこれをきっかけ程度に扱っていれば、 それなりに、時間は割けたはずなのだが。 今作は、そのきっかけ部分も、シッカリ描こうとして、 時間が足りなくなってしまった。 “ドラマ”としては、確かに面白い。 だが、さすがに、今作は、あれこれと盛り込みすぎでしょう。 主人公の家族まで盛り込んでいるし。 最終的に、描く必要性の無いネタまで、盛り込んでいるし。 もう、“ひきこもり”設定さえ、必要なくなっている。 こんなに盛り込んだら、 1クールどころか、2クールレベルの内容だよ。 もう少し、絞り込むことさえ出来れば、違ったかもね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年07月10日 21時50分22秒
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