バクゼンとした不安を、
具体的な不安にすれば、
対処法が見つかる・・かもしれない。
それが、ライフプランニングです。
自分の頭で考える・・生活設計。
軍師官兵衛・・。
〇メール顧問会員のXさん(30代)
(相談:ライフプランニング)
まだ、現状診断前・・です。
微妙な内容なので、
イニシャルは変えて掲載しています。
メールをいただきました。
武田様、佐々木様
(略)
今回非常に残念なのは、
負債の項目を記入しなければ
ならなくなったことです。
※状況が変わった・・ようです。
以下、
これまでの経緯をお知らせします。
長文となりますがお付き合いください。
(有)エフピー・ステーション様に
お世話になることとなったきっかけは、
昨年の5月中旬に
夫の借金が発覚したことからでした。
原因は夫のギャンブル依存症
(パチンコ)によるものです。
ギャンブル依存症(病的賭博)は
WHOで精神疾患として
認められています。
依存症ですので、
ギャンブルの最中に分泌される
脳内麻薬による快感を、
無意識のうちに追い求めてしまう
ことになります。
そして
ギャンブル依存症は否認の病気です。
周りが
精神科での適切な治療を勧めても
否認するため通院を拒みます。
更にありとあらゆる嘘を重ね、
お金を生み出しギャンブルに
はまっていくのです。
そして家族、親族、友人を苦しめ、
最終的には犯罪や自殺へ
追い込まれていく進行性の疾患です。
この疾患は完治することはありません。
ギャンブル依存症は
本人が病気であることを認め、
自ら治したいと強く思わない限り
回復しない病気です。
しかし本人の努力のみにより回復
(ギャンブルを一切断ち、通常の生活を送る)
ことは可能です。
私の夫も、発覚1年2カ月前より
何かと理由をつけては生活費を渡さず、
給料はすべてクレジットカードの返済に
消えていきました。
そのため生活費は
それまで住宅購入資金にと
少しずつ貯蓄していたお金を
切り崩して賄っていた状態でした。
昨年5月中旬に
発覚した時点での借金は
クレジットカードの支払いや
消費者金融からの借入で
総額約270万円。
それまでに消えた定期預金は約380万円。
発覚した際に残っていた定期預金で
借金は完済しましたので、
合計で約650万円もの大金を失いました。
※ ・・。
あまりの事実に私は打ちのめされ、
即離婚と思いました。
しかし感情的、衝動的になっても
良い結果は得られません。
まずは夫に
精神科への受診をすすめました。
2件の精神科を受診した結果、
両方の担当医に
ギャンブル依存症であると診断されました。
ギャンブル依存症者の借金は
時間がかかっても、自ら返済することが
回復のためには必要です。
他者の返済の肩代わりは
ギャンブル依存症者の症状を
悪化させることになります。
そのため
この時点で離婚したと仮定して
結婚後に気付いた貯蓄を折半し、
それを元に夫には
270万の負債を一括返済してもらいました。
婚姻の継続か、離婚か...。
どちらを選択した場合でも、
生活は成り立つのか...。
私は
不安に押し潰されそうになった時、
漠然としているから不安なのであり、
現状を把握して
未来をシミュレーションしなければ
この不安は解決しないと考え、
※その通り。
正確なライフプランニングを
相談できる人を探し、
武田さんのHPにたどり着いたのです。
私の両親は行員でした。
小学生の頃から
「買い物は現金で行い、
出来る限りクレジットカードは使うな。
欲しいものは借金して買ってはいけない。
必ずお金を貯めてから買うこと。
借金をしていいのは
家を購入する際のローンを組むときのみ。
住宅ローンと言うと聞こえはいいが、
借金にほかならない。
家を購入する際の頭金は
購入物件の3割は用意する。
どうしてもお金が必要な時は
銀行から借入をすること。
簡単に印鑑をついてはいけない。
兄弟間であっても
保証人には決してなってはいけない。
人にお金を貸す時には与えたものと思え。」
などと何回も言われて育ちました。
そのような両親でしたので、
保険も火災保険と自動車保険、
生命保険(父のみ)に加入していた
だけでした。
そしてその生命保険も
私が大学生を終えるころには
解約していたと思います。
※そのようなご両親の家計なら・・
おそらく、お父さんの死亡保障も
当初から不要だったろう・・と、
思われます。
そのため、
武田さんのHPの記事を読みあさった時、
両親の言っていたことは正しかった
のだと妙に納得し、
プランニングをお願いするのは
この人しかいないと思いました。
武田さんにはじめてコンタクトをとった時、
メール顧問会員の受付けは
停止していましたが、
暫くして再開すると告知があり、
受付け日へと日付が変わる瞬間を待ち、
メールの送信ボタンをクリック
したことを良く覚えています。
その時の私は
本当に藁にもすがる思いでした。
ヒアリングシート記入し、
提出資料を整えて
現状診断の順番を待っている間、
夫は反省して
依存症からの回復プログラムに参加。
保険も全て解約し
収入保障保険のみの加入となりました。
そして
生活費もきちんと入るようになり、
貯蓄も再び増えはじめ、
確実に家族再生への道をたどって
いると思っていました。
しかしこの1月中旬、またもや
夫の消費者金融からの借入が
約50万ある事が発覚したのです。
昨年の5月中旬から2カ月半ほどは
ギャンブルを断っていたようですが、
8月からまたパチンコをうちはじめ、
9月中旬には消費者金融からの借入を
はじめたということでした。
さらに
精神科へ通院し回復プログラムに
参加していたと言いながら、
初診日のみで全く通院していない
ことも判明しました。
※ ・・。
どこまで私を傷つければ済むのだろう...。
さすがに疲れました。
年が明けた頃、
まだその事実を知らない私は
もうすぐ現状診断がはじまる事に
わくわくしていました。
再ヒアリングシートに負債の記入がなく、
現状診断では
「今からでも普通に生活
していけば老後も大丈夫」
という結果が出て、
家族みんなで
夫の病を乗り越えていける
自信がつくのではないかと
淡い期待を抱いていました。
今は最終的に
離婚して夫と離れることこそが、
彼の回復の助けになるのかもしれない
と思っています。
そして夫には、
本当は得られたであろう平穏な生活と、
これから送るであろう生活を直視して、
依存症から回復した生活を
送ってもらいたいと思っています。
そして私自身も
これから作成していただく現状診断の結果と
今後のシミュレーションの結果を
良く理解して、
息子との今後の生活を考えていきたい
と思っています。
まだしばらくお世話になりますが、
宜しくお願いいたします。
記事に掲載していいか打診したら、
いただいたメール・・です。
武田様
こんにちは。
返信コメント頂き有難うございました。
なかなか強烈な内容で
驚かれたのではないでしょうか?
夫が依存症に足を踏み入れ始めたのは
3年ほど前からだそうです。
結婚して今年で10年になりますが、
それまで順調であった家族が
あっという間に崩壊してしまうのです。
ギャンブル依存、
特にパチンコ依存症者とその予備軍は
数百万人いるのではないかと
言われています。
まだその事に気付かず
苦しんでいる方がいるのであれば、
早く正しい情報を手に入れて
行動していただきたいと思っています。
記事の掲載は匿名性を
保っていただければかまいません。
新しい環境で生活を始めたくても、
経済的な不安から
一歩を踏み出せない人が多くいる
ことと思います。
その方々に
少しでも勇気を出していただける
ヒントになれば幸いです。
※以後、具体的な生活設計を
記事にして、コメントしていこう
と思います。
同じような状況の方々が、
少なからずいることと思います。