大幅な給与カットで学費が払えない・・
「そんな時の専門家のアドバイス」
・・という考え方自体が、アホバカ・発想・・です。
メタボ体質の人が何かの病気で
病院に行っては、専門家(医者)に
対症療法を受けることをくり返す。
・・同じ構図です。
根本的な治療は別のところに・・。
アクセス数の多かった過去記事を掲載中です。
2009/06/29自分の頭で考える生活設計。
1級FP技能士 武田 つとむ
案件ごとの「専門家」の話をツギハギした家計は、
ダブルで・・あるいはトリプルで、
損を重ねていきます。
「授業料が払えなくなった場合、
家計はどう対処したらいいのか?」
昨日・・2009年6月28日(日)の日経新聞、
「マネー生活」欄にそのような記事が載っていました。
「専門家」の話をもとにまとめた・・としています。
「専門家」として登場しているのは、
2人の「ファイナンシャル・プランナー」です。
・・で、家計はどう対処したらいいか?
について、以下のような順番で・・としています。
1 授業料の減免など、お金が給付される制度が
ないかどうかを調べる。
2 無利子の融資制度を探す。
3 低利融資のローンを検討する。
・大学卒業までに教育費はいくらかかるか?
・大学初年度費用の値上がり率
・奨学金制度と主な低金利の融資制度
等々・・、詳しいデータが提示されています。
対症療法ではなく、根本治癒・・を。
専門家のアドバイス・・というのは、
どうしても・・対症療法になってしまいます。
( 問題 ・・です )
※今回の日経の記事は、日経の担当者から
「このようなケースでのアドバイスは?」
・・という限定的な依頼があって、
その範囲内でFPさんが答えている
のかもしれませんが・・。
「教育資金が不足しそう。」
「授業料が払えなくなった」
・・のような事態でどうするか? ・・については、
実は・・上記の1,2,3、の前にすることがあります。
たいへんな状況にありながら、
メタボ体質の家計は、けっこうあるものです。
そのメタボ体質の改善こそが最優先されるべき・・です。
まず、家計の現状を徹底的に検証する必要があります。
( そのために当事務所では、ヒアリングから
家計の現状診断を、まず行なっています )
家計を総合的に捉えることで・・
結局、「借金」をしなくて済む場合もあり得ます。
たとえば・・生命保険。
不要な保険料を延々と払っているケースでは、
その「清算」をすることで・・、
・まとまったお金が手に入る。 ( 解約返戻金 )
・定期的な支出が大幅に減る。 ( 保険料減額 )
これだけで・・教育資金不足の問題が
解決してしまうケースもザラにあります。
教育資金に関する今回のようなアドバイスの結果、
生命保険料でのお金たれ流しは放置したまま、
さらに・・教育ローンの利息でお金をたれ流す、
もっとひどいメタボ家計になる可能性があります。
そんなダブルで損をする事態は回避しなければ・・。
生命保険は損! 借金は損!
きちんと理解した上で、家計を運営しましょう。
本気で生活設計、3つの提言。 「できるだけ」 を付けて。
●生命保険には、加入しない。
●借金は、しない。
●手数料や経費は、払わない。
家計の改善が徹底されてもどうにもならない、
あるいは・・まだ不十分だ、
・・といった状況の場合に初めて、
上記のFPさんが言う・・1,2,3の方法を検討しましょう。
( 順番をまちがえない・・ように )
このことは・・教育資金に限りません。、
住宅取得を検討する場合、
住宅ローン見直しを検討する場合、
老後資金を検討する場合、
・・等々、どのような場合であっても、
その狭い範囲だけで物事を考えていてはいけません。
「ちょうどよい機会だ。」 ・・と思って、
家計を徹底的に見直すキッカケにしましょう。
教育資金手当て法の助言を業務としている会社。
このような教育資金手当てのことを「業務」として、
全国の高校を対象に営業展開している会社があります。
奨学金や教育ローンの制度の助言を通じて、
「子どもの進学をあきらめない。」
方法を父兄に紹介・提案しています。
・・その上で、全国の私立大学を紹介しているようです。
( 学生を獲得した大学から収入を得ている・・? )
全国の高校を対象にしています。
その地元のFPに講師を依頼しています。
数年前に・・私も依頼を受けて、1度講師をしました。
出来合いのテキストで口パク・・です。
奨学金制度と教育ローンの解説です。
( 私である必要はない )
父兄相手のセミナーでお話しながら・・
「ちがうよな~、もっと手前の家計本体の話がしたい・・。」
・・と、苦々しい思いをしました。
この一度きりで、あとはお受けしていません。
( 講師料がもらえればいい・・というものではない )
今年2月には・・別の会社から、
同じ内容の講師の依頼がありました。
打ち合わせに来所された担当者の方に、お話しました。
「教育資金不足⇒奨学金」・・ではないですよ。
家計の徹底検証こそ、優先されるべきですよ。
本来のFPなら・・そうしますよ。
私のオリジナル・テキストでOKなら受けます。
そのままのセミナー内容であればお受けしませんよ。
・・で結局、お受けしませんでした。
この会社がこのようなセミナーをやり出した
きっかけは・・FP(生命保険屋さん)の働きかけのようです。
準備の社内説明会で全社員が集合、
FPさんの説明を感心しながら聞いたようです。
だめですよ、
口先だけで・・本当の生活設計をやったことがない
専門家(FPさん)の話に無条件で感心しちゃぁ。
いつも、企画する側が生活設計の素人なので、
消費者をミスリードする場面があちこちに見受けられます。
( マスコミでも地方自治体でも同じ現象が・・ )
それぞれの分野の専門家の助言、
そのツギハギでは・・多くの場合、
消費者の家計はボロボロになります。
今日の佐々木FP
●メール顧問会員のOさん(20代)
(相談:ライフプランニング)
ここ数日・・
家計の現状診断資料を作成しています。
年金関連で、まだ届いていない情報がありますが、
基本資料の作成は今日で終わりそうです。
( 情報が届いたら、資料に反映させます )
今日の武田FP
●土地家屋調査士のOさん
来所いただいて、相談と見積り依頼。
・メール顧問会員のHさん(50代)の
お母さん所有の土地売却準備。
分筆登記の件。
・顧問会員のMさん(30代)の
建築予定地の測量分筆登記の見積り。
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