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テーマ:大学、通信教育(650)
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定年退職後、昨年12月末まで、2年間定時制高校の常勤講師を勤める。ずっと全日制だったので、初体験で今まで知らなかったことを多く経験した。
その一つに、在校生の入学理由の多様性である。いわゆる従来の経済的理由の生徒は、半分以下になっている。中学時代に、不登校になった子、中学時代にいじめにあった子、親の養育ネグレクトの子、発達障害やアスベスト症候群の疑いのある子、リストカットを繰り返した子、鬱など精神障害のある子、そして、低学力で全日制にいけなかった子、……という具合に、経済的要因の子以外が、増加傾向であることに驚いた。 経済的理由の原因で、圧倒的に多いのは、離婚による母子家庭の子で、生活保護をうけている例が大変多い。夜間定時制は、日本社会の縮図をのぞき見るような場所でもあった。 全員が、問題を抱えて生きている若い青年を対象にする、夜間定時制の教育は、ゆっくりゆっくりと、丁寧に教育をやるのが、大きな特徴であることを知る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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