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先日、WOWOWで放送された「伊東四朗一座」を、知り合いに
DVDで録画してもらって、やっと観ることが出来た。 とは言っても、昨年夏に池袋サンシャイン劇場で上演された この舞台、私は2回観に行ってる(笑)。 心の底から感動した、大変素晴らしい舞台だった。 この舞台は「急遽再結成公演・喜劇芸人誕生物語」。出演は 伊東四朗を筆頭に三宅裕司、小倉久寛、渡辺正行、春風亭昇太、 東貴博という豪華絢爛な布陣。また伊東四朗の娘役は、日替りの 女性ゲストという内容。 舞台が収録されたときのゲストは、女優の須藤理彩だった。 私が観に行ったときは、1回目がはしのえみ、2回目が磯野貴理子 だった。けっこういい回に当たったと思う(そうかいな?)。 須藤理彩もDVDで見た限り、非常に上手かったが、ややアドリブに 弱い(全体的に硬い)部分があったように感じた。 やっぱし「笑い」の呼吸が微妙に掴めなかったんだろうか? ストーリーがあって無きが如し、という感じだったのは賛否両論 あったかもしれないが、私は断じて支持にまわる。 かつての東宝喜劇の「社長シリーズ」「駅前シリーズ」だって ストーリーなかったんだから、これでベストだったと思う。 あとのストーリーは…DVDで改めて観るまで、実は殆ど忘れてた (爆笑)。殆ど俳優のパーソナリティーに任せてるのが、ホントに 見事としか言いようがない。 2時間の上演時間中、客席は爆笑の渦で、時たま舞台上の声が 聞き取れないこともあったくらいだ。 懐メロネタはたっぷりあるし、劇中コントもふんだんにあり、 大満足のステージだった。 私が1つ感心したのが、お客さん全体のレベルの高さであった。 「お前、何を偉そうなこと書きゃがって」と怒られそうだが、 素直に「すごいな~」と思ったことがあったのだ。 劇中コントの場面があったとき(伊東&渡辺の漫才)、キチンと 客席全体が「劇中コントの客」になって、劇中コントを見ていた のだ。この客席の「姿勢の変え方」はとても素晴らしかった。 あと、音楽が鳴ったときに、むやみに手拍子をしなかったり、 ここぞというときに一斉に拍手したりと、客のレベルの高さが、 より一層の爆笑を生む効果があったように思った。 ちょっと笑ったのが、上記の漫才のとこで、「ジャンガジャンガ~」 (アンガールズ)や「あるある探検隊!」(レギュラー)のギャグを 伊東四朗が披露したあと「これの何が面白いのか、全然 わかんない」と言って、場内大喝采になったとこ(笑)。 やっぱり、こういう「正しい笑い」を愛好する人は、今のスットコな、 レベルの低~い笑いを徹底的に嫌ってるんだなあ、というのが よ~く解った(苦笑)。 関西弁の一切無い、江戸前の笑いをもっと見たい。東京人としては。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.01.27 23:04:18
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