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以前,警察の捜査のあり方について,「2つの『禁じ手』」という記事を書いたことがある.
http://blog.livedoor.jp/uradowan/archives/2009-06.html そこで述べたことは,「別件逮捕はダメ」ということと,「自白は証拠にならない」ということ.この2つの原則を最近の警察/検察は軽視しているのでないかという感想である.被疑者の人権について警察/検察はもっと敏感でなくてはならない.そして日本国民は健全な「権利意識」をもたねばならない. さて, 民主党の小沢幹事長や石川議員をめぐる一件については,何から何まで違和感があった.問題が持ち上がったタイミング,捜査のあり方,報道のされ方,その他すべてと言ってよい.疑惑に対し国民が納得する説明を,などとマスコミが騒いでいる.しかし疑惑というなら,政治家よりもマスコミのほうが,もっと疑惑がある.もちろん「疑惑」情報の発信源である検察については言うまでもない. それにしても検察の横暴ぶりは目に余る.「週刊朝日」がこのところ3週連続で上杉隆氏の記事を掲載している(1月29日,2月5日,2月12日の各号).それらの記事の一部は,たとえば「反戦な家づくり」 http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-821.html で紹介されている. 並み居る週刊誌の中で「週刊朝日」だけが,こういう健筆をふるっている.最近になって「週刊ポスト」が,それまでの検察寄り一辺倒から軌道修正した多少ともマトモな記事を掲載したが,その1回限りで終わっている. しかし,そろそろ国民は事態の異常さに気づかねばならない.検察とマスコミに対し,もっと鮮明な批判が噴き出して来なければならない.そういう流れが起きないとすれば,某政党どころか日本国民の全体に「自浄作用」がないということになる. ところが,ここに来て,さらに深刻なニュースに遭遇した.「晴耕雨読」の2月3日の記事,タイトルは「朝日新聞(営利企業)が東京地検の圧力に屈した模様」 http://sun.ap.teacup.com/souun/2487.html である. 「週刊朝日」に対し検察から抗議文が来た.そして「出頭要請」があったというのである. (以下転載) なんと朝日新聞本社は、この圧力に屈して、週刊朝日編集部トップに対し、抗議文が来たことだけにして、出頭要請は伏せろと指示。 (中略) 編集部の平部員や、外部に対しては、出頭要請はなかった、抗議文だけだったということにして、山口編集長は、明日、出頭することになるという (転載おわり) 重大なニュースなので,もう一度書いておこう: - 「週刊朝日」に対し検察から「出頭要請」があった 露骨な報道規制である.とうとう日本の検察は,ここまで堕落した.日本国の前途に暗雲が立ちこめている. 「週刊朝日」を読もう.そして,日本の検察に大きな問題があることに,皆さんどうか気付いてください. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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