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2011.01.16

古いニッケル水素充電池を復活させる方法

カテゴリ：ちょっといいモノ

最近すっかり乾電池を使わず、ニッケル水素充電池を使っています。
各社でスペックとか特性とか、微妙に違うのでしょうが、考えるのも面倒なので、もっぱらエネループを使っているのですが、たまたま足りなくなり、以前使っていたニッケル水素充電池（SANYOのHR-3UAってやつ）を急遽充電して使うことに。

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でも、、、ガガーン！なんと充電できないではありませんか？！
同じくSANYOの充電器（NC-MR57）というニッケル水素充電池用の充電器を使ってるんだから、当然充電できるだろうと思ったのですが、１、２分充電すると「充電完了」状態になってしまう、、、でもって、電圧を確認すると、実際は全く充電されていない、、、そんな状態に。
「そんなバカな！」と思って、少し調べてみました。

その結果、
・リチウムイオン充電池の所謂「自己放電（ほっといても勝手に放電してしまう現象）」は無視できる範囲（１ヶ月で数％）なんだが、ニッケル水素充電池の場合はそれが顕著である
・リチウムイオン電池では、温度が低いほど、ニッケル水素電池では温度が高いほど放電が早まってしまう
・リチウムイオン電池では、メモリー効果（満タン充電の容量が低くなる現象）が起こりにくいが、ニッケル水素電池では起こりやすい
・メモリー効果が進んでしまうと、再充電してもまるで利用できなくなってしまう
・モリー効果対策にはリフレッシュが有効である
ことが判明。

では、このリフレッシュはどうすれば良いのかと調べてみると、
・リフレッシュ機能をもつ充電器に入れて、リフレッシュスイッチを押す
とまあ、、、単純明快なお答え。（笑）
あと、ニッケル水素充電池を長く効率よく使うには、
・過放電に気をつける（完全に放電させない）、具体的には懐中電灯のような、電池を最後まで使い切るような機器には使用しない
・頻繁にリフレシュしない（１０回使用に１回くらいのペースで十分）
ということらしいのでした。

つまり、としのすけの持ち出してきた昔のニッケル水素充電池は、自己放電による過放電のせいで、容量が限りなくゼロに近い状態でのメモリー効果を受けてしまっていたというわけです。

では、こんな可哀想な充電池は、どうやって復活させれば良いのか、、、
それに対しては、
・既にメモリー効果が顕著に生じているものには、本来の容量を思い出させるために、２～３度充放電を繰り返す
と良いとのこと。
メモリー効果は1回の充放電では解消されないらしいのです。

という訳で、SANYOの充電器（NC-MR57）でリフレッシュ＆充電を繰り返そうとしたのですが、、、どうも上手くいかない。
やはり、アッという間に充電を完了してしまうのです。

そこで、エネループを使った緊急用バッテリーでエネループの充電機能もついているKBC-E1Aという充電器に入れて充電にトライすると、、、なんと！ちゃんと充電が始まり、そこそこの容量まで充電できました。
そして、それを数回リフレッシュ＆充電を繰り返したところ、、、見事本来のハイパフォーマンスなニッケル水素充電池に復活してくれたのです。
良かった良かった。（^^）

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もし、古い充電池をお持ちで、上手くフルパワーまで充電できなくてお困りの方がいらっしゃいましたら、上記を参考にしていただければよ存じます。

SANYOの充電器（NC-MR57）は結構古い機種なので、それ単体では上手くいきませんでしたが、最近のリフレッシュ機能付きの充電器なら、あっけなく簡単に復活させられるのかもしれませんね。（笑）