二番札所につき、お勤めが終わりました。
さて、休憩だ!
と考えていたら・・・
え・え・え 休憩なしで出発?
おいおい、ここから、3番までは全部舗装路ですよ!
朝とはいえ、陽射しも強いですよ!
気温は八時過ぎに30度を超えています!
このままでは、「八甲田山死の彷徨」並みの惨事を
引き起こす恐れが!
流石に、この暑さでは、いつもは見かけるおへんろさんも
ほとんど居ません!
しかし、恐るべきは「単独歩き遍路」
この超高温の四国で大きな荷物を担いで進んでいます!
二番から3キロ弱の道程を歩いてようやく三番札所到着。
大地は乾き果てて、草も枯れ始めています。
「汗が滝のよう」どころか「ゲリラ豪雨並み」に噴出します!
「三文さん大丈夫ですか?異常に汗が出ていますよ」
お勤めが終わるや否や、ベンチへまっしぐら!
誰がなんと言おうと休憩!
歩く姿は仏様という遍路にあるまじき醜い所業(汗)
ところが休憩もそこそこに出発。
しかし、皆さん結構元気?
最年長のH僧正でも、結構元気そう!
陽射しがジリジリ照りつけ、これから、地獄旅と思いきや・・・
天佑です!雲って来ました。
にわかに天には雲が広がり、陽射しを遮ります。
番外霊場 愛染院につく頃には、空一杯を雲が厚く覆います。
何故か本尊不動明王ながら名前は愛染院。
ここで休憩です。
四番札所の大日寺につく頃には雨がパラパラ落ち始めます。
時間も11時16分。
これから拝んだら大日寺で午前中は終わりか?
しかし、事務局のH僧正の鬼のような一言!
「5番まで行ってからお昼にします」
疲れが全身を覆います。
誰かバスで行く人がいれば、ご一緒したい!
4番から5番へ向う道程。
見る限り皆さん元気そう。
とりわけ元気なのは、日頃から20キロの重しを背負って
登山のトレーニングをしているN僧正。
後ろから見ると歩き方が違う!
どっしりしていてどこまでも歩きそう!
もう一人、多い時には一日40キロ~50キロを走る
現役マラソンランナーのH僧正も元気一杯。
「三文さんどこまでも歩けそうですね」
冗談か本気かそんな声を掛けられました。
歩き遍路経験者という虚像が一人歩きしています。
お昼をバスの中で取ります。
疲れてしばし眠ってしまいます。
しばらく休みたい。
その眠りを遮るように
「そろそろ出発します。準備してください」
重い体を引きづるように出発します。
六番までは約5キロの道程。
その間に多少疲れる方が出ました。
六番をお参りした後、しばし協議。
予定は十番まで。しかし、時間的にも無理です。
この遍路は継続して行なうということで、次の七番までで
打ち止めとすることにしました。
助かりました!
翌日も四国巡拝が控えています。
「灼熱の四国遍路!」と書きましたが、アスファルトが焼けるような
状況下での遍路ではありません。
しかし、暑い時期の遍路は結構危険です。
出かける方はご注意下さい。
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