人形町今半:日本橋高島屋地下イートイン
ちょっとした用事があり、日本橋高島屋へ。そのついでにと、この間紹介した「果山」の向かいにある、人形町今半のイートインコーナーでランチタイムを楽しむことにしました。今半は「店名は聞いたことがあるけど、食べたことはない」お店。中日本ネクスコの「速弁」でも確か今半の弁当があったような気がしますが、けっこう、いいお値段がするので、躊躇しっぱなしでした。5,6席しか座れない、カウンターのみの店構え。土曜の11時過ぎという時間なのに、既に先客でいっぱい。10数分ほど待って、ようやく、順番が回ってきました。メニューは大雑把にいって2種類、細かくいえば各々「上ランク」のものがあるので、実際には4種類のみ。オーダーは、すき焼き弁当。妻はステーキ丼をチョイス。お値段は各々1575円、2人分で3150円。とにかくお肉が柔らかい!お肉のほかに、白滝、しめじ、ねぎ、おふを硬くしたようなもの(なんだろう?)がすき焼きになっています。すき焼きとしての味は、多分、普通。だけど、お肉がとっても美味しい!で、妻のステーキ丼も少し分けてもらいました。こちらはランプ肉の塊が使われています。こちらもこんにゃく並にやわらかい。火加減はレアかミディアムレア、味付けはこちらのほうがより上品な感じ。お肉の味を堪能したいのであれば、ステーキ丼のほうがより気に入りました。ただ、すき焼き弁当も熱々の鉄板の上に運ばれてきますし、「老舗の味を、手軽にお試し」したい方にはこちらも、捨てがたい。全般的な量としては「働き盛りの男性」にはちと、足らない…ごはんの大盛りかおかわりがあれば、もっと満足度が高かったな~。要するに、「量が控えめ」で「お肉がとっても柔らかい」上に、しかも老舗百貨店の中、という立地のためか。客層は主に、年配の方中心でした。たまたま自分達が立ち寄った時間帯が偶然そうだったのかもしれませんが、「老舗百貨店で」「人形町今半のお昼を」楽しむ、というのは、老後の暮らし方としては、かなり贅沢な部類にはいるんではないでしょうか。食事を楽しむ(体と、お金と、気持ちの)余裕があって、しかも(こういった場所に出てくるくらいですから)おしゃれを楽しんで、散策する贅沢があると思います。