フィギュアスケートを死なせたくない……（ブログ版）

３月２９日放送の「とくダネ！」より
前半　キム・ヨナ擁護の日本メディア 1　
後半　キム・ヨナ擁護の日本メディア 2

「浅田真央選手が女王に返り咲きました。一方キムヨナ選手の去就は？」

って……優勝した浅田真央選手に対する祝福や労いのコメントはなし

そして、「キムヨナ特集？」と思われるような内容へ……。

韓国での整形ブームの紹介。
キムヨナに似せて欲しいという人が増えているそうな……。

それから韓国でのアンケート。キムヨナの引退についてどう思うか……などキムヨナの話題。

普通は優勝した浅田選手の特集ではないですか？

地元のお祝いムードとか、応援していた日本の皆さんのお祝いのコメントとか……。浅田選手に関しては何もなしです。

そして、やっと競技の話に。

ショートのキムヨナのミスについては触れたものの、フリーはノータッチ。

「得意の３回転の連続ジャンプも成功。

女王の貫禄を見せ、この時点で１位に。またしても立ちはだかる女王の高い壁」 

 ↑という突っ込みどころ満載のナレーション。

そして優勝した浅田選手のコメントが流れた後、スタジオで小倉氏が

「まあ、良かったですよ、優勝してね……」と何となく奥歯にモノが挟まったような言い方。

相変わらず素直に祝福もしなければ、褒めもしませんね……

「韓国民も日本国民と同じようにキムヨナ選手には引退して欲しくないと思っている」というようなどうでも良いコメントよりは、ショート・フリー共にノーミスで滑った浅田選手に対する賞賛の言葉の一つでも言ってほしいと思いますが……。

そして後半　キム・ヨナ擁護の日本メディア 2

フリップを出してきて、「キムヨナ選手はフリーでトップ。芸術的な評価は（オリンピックに？）劣らず高いものでした」

「浅田真央選手はフリーはオリンピックより良い出来だった（けれどもミスしたキムヨナにはかなわないと言いたいのか？）」

そして小倉氏は「真央ちゃんの勝因は？」と相変わらずも勝てるはずもない相手に勝ったというようなスタンスでの質問。

ゲストの村主選手は 
「ミスなくやったことはもちろんだが、オリンピックでの悔しさがあって、世界選手権で良い滑りが出来た。悔しい気持ちが大きく表れていた」
とやたらと「悔しい」という言葉連発し、力を込めて強調。

優勝した浅田選手の演技についてべた褒めでも良いところで、キムヨナ選手のモチベーションの問題など持ち出してきて、ちょこちょことキムヨナ選手を擁護。

そして日本の男女アベック優勝やＥＸの話で和やかなムードになり、キムヨナから離れたかと思いきや

「そして、気になるキムヨナ選手の今後に関して……」 

またもキムヨナの話題。

キムヨナ引退の話題を振られたゲスト柴門ふみさん、

浅田選手とキムヨナ選手にばかり注目がいってしまう中で、完全に無視された形の安藤選手と鈴木選手の頑張りを言ってくれました！！

特定の選手を表彰台に乗せるために得点を操作されて泣いたのは１人や２人ではないはず……。

 そしてゲストの夏野剛氏

スケートが好きという夏野氏は
「ルールがわかりにくい。日本はスケート大国なのだから、今後はもう少しルールに口を出しても良いのではないか。トリプルアクセルはもっと点を高くとか……」
などにこやかでソフトな語り口ながらも、もっともな意見を述べてくれました。

ゲストのお２人は「キムヨナ万歳！」ではなく、普通の感覚でのコメントで安心。

夏野氏の意見には同調し、小倉氏は「これはスケート連盟の力とかも関係あるのかもしれない」

村主選手は「地元が有利とかもちろんあるが、それが全てではない。見る側ももっと色々な知識がないといけない」と夏野氏の意見を牽制するようなコメント。

見ている大多数の人々はそれほどフィギュアに関しては専門的な知識のない人々。
その人達に分かりやすく解説するのが解説者の仕事ではないだろうか。
ルールが納得しがたいとか、結果がおかしく見えるのは見る側が無知だからとはかなりの暴言ではなかろうか……

「で、キムヨナ選手なんですけれども、五月に去就を……」

キムヨナの話はもういいって……

前回の2008年世界選手権の時の「浅田真央・転倒シーンの巨大パネル前に本人直撃インタビュー」や

2008年12月のグランプリファイナルの浅田真央選手優勝の時の捏造番組のように、明らかなヨナ上げ真央下げがなかった分、遥かにましな内容ではありましたが……
参照「キム・ヨナ"実力"に差 浅田真央 逆転Ｖも」