フィギュアスケートを死なせたくない……（ブログ版）

毎日、怒りの記事ばかり書いていたので、少しリラックス……

以前からチラチラと考えていましたが、やはり浅田真央選手は国外に出た方が幸せなのでは……などと勝手に考えていると

候補に挙がるのは「フランス」ｖｓ「ロシア」……「ロロ」ｖｓ「プル」。

それにしても、真央ちゃんは 変態 実力者に好かれるなあ・・　

「 変態紳士 稀代のエンターテイナー」vs「 変態宇宙人　４回転帝王」

すると妄想は広がり「スケツー」へ……。

「スケツー」とはゲーム風パロディ『フィギュアスケーター2』のこと。

フリーオンライン辞書「ウィキペディア」のパロディサイト「アンサイクロペディア」に記載されているもので、本当に発売されているゲームではありません。

作中のキャラクターたちは「フィギュアスケート」と呼ばれる架空のマーシャルアーツを駆使して戦うとされており、ゲームの攻略本風にルール説明やキャラの説明が詳細に書かれています。 

パロディなんて「選手達をおちょくるものでは？」……と初めは否定的だったのですが、実際読んでみると、これがなかなか現在のフィギュアの不可解な状況や各選手の特徴を捉えていて笑えます。

相当ゲームとフィギュアに詳しくディープなファンが書いているのでしょう。

日本の「得点に沿った褒め殺し解説」などよりよほど分かりやすい。

これを読むだけで、フィギュアのルールを理解し、かつ、その得点の不可解さも深く理解できると思います。

ISU社製リアルタイム演算処理ジャッジシステム 

エレメンツを繰り出すとジャッジシステムが出来映えを瞬時にはじき出す。 スケツーには、最終的な技の威力やキャラクターの成長に大きく影響する最新鋭のリアルタイム演算処理機能『CoP』が備わっている。この演算処理機能はその居丈高な処理過程から「ジャッジ」と呼ばれ、非常に気分屋で評判が悪く、特定のキャラクターに有利な処理が行われているのではないかと一部で噂されているが、それはそれでドラマチックな勝負を演出してくれることもある上に、そもそもスケワンで採用されていた『6.0システム』よりはだいぶマシだということで、プレイヤーの多くが諸手とはいわないまでも、片手ぐらいは渋々挙げて賛同しているようだ。

最近では毎年のように新しいパッチも公開されおり、少しずつではあるが、ある程度公平なものに近づけようというメーカー側の努力も見てとれる。しかしながら、「プロトコル」と呼ばれるシステムのソースが公開されている一方で、より深い階層へのアクセスは制限されており、その非常に不可解かつ複雑な処理過程すべてを明確に説明することは未だ不可能なのが現状である。下図の様な構成のISU社製超高性能高速チップが演算処理に使われていることを頭に入れておくと、ある程度スケツーを楽しめるようになるが、よけい混乱して不満が爆発するという可能性も否定はできない...

↑　ゲーム画面？　

ダイスケがエフゲニーを4Ｔで攻撃しています！！

しかもエフゲニーは「肉襦袢ではないですか！！」

何だコリャあ！！と思いつつも、ロロとプルが戦ったら……などと妄想してしまいます。


↓ちなみに「スケツー」でのキャラ説明です。

ちなみにマオの必殺技「ゴットファーザー」には笑った。
「ゴットファーザー……コマンド入力の必要はない。EXラウンドでマオがやられそうになっていると、頼まれてもいないのに謎の銃士（顔は確認できない）が現れて、対戦キャラにバックフリップをお見舞いしてくれる。20回のピンチに1回ほど出現」

それからアクセルマスター（マオ？）の必殺技「宇宙人とお揃いの銀メダル...地球とかいう小さな星のレベルでは語ることの出来ない、宇宙人とお揃いの銀色のオーパーツ。なんだかグネグネうねってるぞ。様々な事実に鑑みて素材はプラチナという噂もある」にも何だかしんみりと頷いてしまいました。

それで、なつかしの動画などを見てしまいましたが…… 

 
【youtube】【フィギュアスケート】キャンデロロ 長野五輪 fs - ダルタニアン
【youtube】プルシェンコ 『ニジンスキーに捧ぐ』 2004 RN 芸術点オール6,0　Plushenko

ロロのまるでダルタニアンが乗り移ったかのような見事な剣さばき。ないはずの剣が見える。男でも惚れそうなかっこよさ！！
対してプルの「バレエの神様ニジンスキー」に捧げるフィギュアの神の舞……高速な足先はぶれて見えない！！神聖さすら感じる。

見た後にため息……甲乙つけがたい素晴らしさ……！！

それで次はＥＸ

【youtube】Philippe Candeloro 1994 Olympics Gala
【youtube】プルシェンコ2001WorldEXアンコール付き

さすが脱ぎ友の二大巨頭。
２人とも客席に乱入し、観客にちょっかい。観客大喜び!!
ロロは決して競技では見られない「バックフリップ」「キャンデロロフットワーク」などの技を次々と繰り出し、プルは18にして「胸騒ぎの腰つき」をマスターし、解説者を解説不能、笑うしかない状態にさせています。

こちらも甲乙つけがたい......！！

これぞＥＸ！！

これを見たらどこかの女王様のＥＸがいかに退屈か……アイスショー向きだなどととんでもない！！

ダルタニアンで思い出すのはやはり、ソルトレイクのヤグディンの「仮面の男」

←「スケツー」では「仮面の男アレクセイ」表向きはロシア出身だが、実はエフゲニーと同郷(クリプトン星？)ということになっていますｗ

【youtube】Alexei Yagudin 2002 Olympics LP

ミスさえしなければ金メダルというのに、決して守りに入らず最高難度の技を畳みかける……トリハダの立つ名演技。何度見ても感動……！！

対して、ショートで出遅れてしまったプルは……
【youtube】【やけくそカルメン】プルシェンコ　2002　オリンピック　ＦＳ　Plushenko
これでもかと言うほどジャッジにアピール（挑発？）。
やけくそではない方の完璧なカルメンよりも、やけくその方が私は好きです^^

それにしてもソルトレイクはすごい戦いだったなあ……これこそ世界の頂点の座をかけた名勝負！！

それに比べるとバンクーバーは確かに退化しているかも。

女子シングルの戦いを日本のテレビで「名勝負」なんていわないで欲しいですね……。

結局 「フランス」ｖｓ「ロシア」......「ロロ」ｖｓ「プル」は私の中だと決着がつきません。

久々に素晴らしい演技を堪能して満足しました……はあ～……

おまけ……

2010年欧州選手権のフリー公式練習。

軽く跳んでいるのは4T+3T+2Lo？

さすがに重力無視の常習犯。

練習の合間に第二の父でもある師ミーシンに近づき、おしゃれなベレー帽をペコっとします。

競技前に練習に集中せずに何をやっているのか分からない地球年齢27歳の子供宇宙人プル。

コリャ！と怒る師を置いて逃げ去ってしまいます。

【youtube】ミツンにいたずらするプルシェンコ

でも、何かミーシンて、いじりたくなる気持ちが分かる……かわいい。

今のフィギュアの現状を広く知ってもらい、正すべきを正したいと望んでいます。
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