1268056 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

フィギュアスケートを死なせたくない……(ブログ版)

フィギュアスケートを死なせたくない……(ブログ版)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

カテゴリ

フリーページ

日記/記事の投稿

サイド自由欄

バックナンバー

2024/06
2024/05
2024/04
2024/03
2024/02
2024/01
2023/12
2023/11
2023/10
2023/09

カレンダー

2010/05/22
XML
カテゴリ:その他

5月18日スポーツ報知 城田憲子のコラム「フィギュアの世界」
4回転に賭ける~エフゲニー・プルシェンコと、ジャンパーたちの執念(その2) 

 

 今はどうしても、「フィギュアスケートはジャンプだけではない」と言われます。それでも誰もが目を向けるのは、ジャンプではないでしょうか。男子の場合は、特に。だからこそ、4回転論争というものも起きます。そしてやはりフィギュアスケートはスポーツである以上、やはりジャンプありき、なのです。「フィギュアはジャンプだけではない」。男子選手がそんな言葉を口にするのはある意味、逃げではないでしょうか。スピン、ステップ、スケーティングスキル、インタープリテーション(音楽の表現)...。そういったものも大切ではありますが、それはジャンプが跳べてからの話。ジャンプを跳べる選手が「スピンが大事、音楽との調和が大事」というのならば説得力があります。

 しかし、今の採点システムでは、ジャンプも、スケーティングも、インタープリテーションもほぼ評価が横並びとなっています。もう少し、ジャンプの評価が頭ひとつ抜けてもいいのではないか、と私は思います。たとえば4回転をコンビネーションジャンプ含めて2回、さらにトリプルアクセル(3回転半)も跳んだ...。そこまで見せたならば、少々プログラム構成で劣っていても勝てる、そのくらいのアドバンテージがジャンプにあってもいいのではないか、と思います。

 そんな採点システムの影響もあり、エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)は4回転を跳びながら、五輪を制することは出来ませんでした。しかし、彼のジャンプがもう少しランディング(着地)で崩れたり、着氷の流れが悪かったりしなければ、ジャッジももう少し加点をすることができたかもしれません。そうすればプルシェンコは、4回転を跳ぶ五輪チャンピオンになれたはずです。

 プルシェンコは五輪に間に合わなかった...。そんなふうに言うこともできます。ケガとその療養、プロとしての活動などに費やした3年間から、競技への復帰。やはりそれは、容易なことではなかった。身体の調子も、体型も、競技者に戻るためには時間がかかったでしょう。4回転を取り戻し、かつプログラムを新採点システムに合わせたものに作り上げる、それは大変な仕事です。そんななかで彼は、ロシア杯、ロシア国内選手権、欧州選手権、そして五輪-。4回転をそのつど成功させ、プログラム少しずつブラッシュアップさせました。最初のころはプログラム前半に固めていたジャンプも、少しずつ後半に跳ぶようになり、バランスのいい作品に仕上げて行った。ステップやスピンの精度も上げてきました。

 しかし、彼の目指すプログラムが完成される前に、バンクーバー五輪は始まってしまいました。そして、自らの掲げる理想である4回転ジャンプを跳ぶため相当なプレッシャーのなか、プルシェンコは戦い、その結果、敗れました。(続く)

4回転に賭ける~エフゲニー・プルシェンコと、ジャンパーたちの執念(その1)


結局何が言いたいのか……まだ続くようです。


今のフィギュアの現状を広く知ってもらい、正すべきを正したいと望んでいます。
このブログの趣旨にご賛同いただける方はブログランキングへの投票にご協力をお願いいたします。

人気ブログランキングへ にほんブログ村 その他スポーツブログ スケートへ

なお、現在 → http://usagiban.blog130.fc2.com/ に移転作業中です。
そちらにも同じ記事をアップします。コメントはそちらでお願いします。

 






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010/05/22 09:09:51 AM
コメント(2) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.