THE Zeiss対決! Planar 110mm F2 vs Hologon 15mm F8 その1
えー、良ーく考えてみれば、ホロゴンって開放のみレンズなのですよね。だから、開放対決をしてみました。かなり強引な展開ですが(汗)「プラナー 110ミリ F2」は、開放ではピントが極めて薄いですが、信じがたいほどシャープな像を作ってくれます。中判カメラを「手軽」と言うにはかなりヘビーで鉄アレイを持ち続ける体力勝負みたいな組み合わせですが、ライカ判とはまるで別世界の情報量と万物を溶かしきった描写を持つ写真を見せてくれます。「ホロゴン 15ミリ F8」は、3枚玉の超進化系レンズです。「悪魔の瞳」とも揶揄される半球型レンズによって、レンズ前に広がる光を全て飲み込んでしまいます。1メートルに固定されたピントであっても開放のF8によって、手前60センチから無限遠まで、直線とはこのように描写するのだと言わんばかりの写真を見せてくれます。今回の「柿」ですが、「プラナー 110ミリ F2」はもちろんファインダーを見てピントを確認し、ワーキングディスタンスが取れて構図を狙える撮影であり、「ホロゴン 15ミリ F8」はもちろんノーファインダーですが、被写体へ近づくために腕を伸ばし背伸びをしての撮影となりました。「THE 対決!」と言っても優劣をつけるつもりは毛頭ありません。ある意味これは、開放ボケの化け物とスーパーパンフォーカスの化け物が、どのように光をフィルムへ導いてくれたのかを見ていただきたいです。「開放描写好きな人」も「広角パンフォーカス好きな人」も、ツァイスがこの世に送り出した究極的真逆な描写をお楽しみくださいませ。「柿」Carl Zeiss Planar 110mm F2.0PENTAX 6x7FUJIFILM Velvia 100FCopyright (C) 2009 GINJI, All Rights Reserved.「柿」Carl Zeiss Hologon 15mm F8Hologon ultrawideFUJIFILM Provia 400XCopyright (C) 2009 GINJI, All Rights Reserved.感想をコメントにてお待ちしております♪&日記が面白かったという人も、web拍手をクリックしてくださいね♪