カテゴリ:野菜・果物 オモロイ話
朝は冷え込みました。
全国的に大雪の恐れがあり、ここ金沢でも、山手に住む私の家の前は5センチほどの積雪。朝起きて居間にある石油ストーブの温度計を見ると4℃ 喉がやられてしまうので、暖房はかけず、掛け布団を毛布2枚で挟んだ布団の中は汗をかくほど暖かいのに、布団から出ると冷蔵庫の温度帯です。 いつまでも布団に入っていたいと思うのは動物の性でしょうか。 初市明けの市場は全体的にひっそり。昨日に引き続き、野菜果物が出そろわないにもかかわらず、初売り疲れか、消極的なセリになっていたようです。この寒さではお客さまも布団やこたつから出るのは難しいのでしょう。 えぇ、えぇ、わかります! さて、寒い寒いといっても暖かくなるわけでもございません 「寒いからこその美味しさ」 というものもあるはず。 それをぜひ楽しんでいただきたいと思いまして、明日1月7日の人日の節句(七草粥の日)にちなみ、ひと足早く、お客様へ少しずつ七草粥を振る舞いました 大陸から伝わった暦と日本の文化が合わさった 五節句 七草(1/7)、桃の節句(3/3)、端午(5/5)、七夕(7/7)、重陽(9/9) 中国では奇数を「陽」とし、奇数が合わさる日付は偶数となり「陰」となる という考え方から来るものです。主に縁起をかつぐ意味や陰陽の理の中、生まれてきたものとされています。 陰陽道や陰陽の理(ことわり)については、あまり詳しくはないのですが、 自分の思いとしては、 奇数は不安定な感じがして、縁起が良いとされる大陸文化は理解しにくいと思っていました。 ですが、 偶数は何回重ねても偶数であるとし、安定=固まる これ以上の発展は見込めないというのも納得。 そう考えれば、奇数は重ねることで偶数にも奇数にもなりうる発展的な数字であるという考え方は面白いですね。 また、 1から始まる奇数は2で始まる偶数よりも格上であるという考え方なども なかなか興味深い世界です。 そういえば 日本料理の品数は奇数が基本。 古くから三種盛りや五種盛りなど奇数の盛り込みを用いられるのも、そのような陰陽の理なのでしょう この間に↓ポチッお願いいたします。 にほんブログ村 あなたの1クリックが日々の励み さてさて、毎度のことながら横道にそれておりますが 肝心の七草粥について 1月7日に七草粥を食べるのは 陽が重なり陰となる日に邪気を払うため、季節の物を食べる 古来中国で 7種の野菜が入った羮(あつもの)を食べる風習 からくるもの 「七草なずな 唐土の鳥が、日本の土地に、渡らぬ先に トントントン」 七草を刻むときに唄う歌は、大陸から来る唐土の鳥が疫病を連れて渡ってこないうちに邪気を払い、健康に過ごしましょうとの思いを込めて、唄っていたそうです 来てくださるお客様の年末年始の疲労が少しでも和らぎますようにとの思いも込めて 七草粥をご用意いたしました 今回使ったのは徳島県産七草セット 当店で300円(税込)で “大量に”販売中 ごはんは近江町市場のごはんやさん ポッポさんで炊いていただいたご飯です これだけで約4人分ぐらいはあります。 一度 綺麗に洗って 刻みます このときに唄っていたわけですね。 ご飯はお湯の中で そこに刻んだ七草を入れ このままで食べてもよいのですが、ほとんど味が無いですので、 塩やお醤油などお好みで 器に入れて完成 あの分量で約8杯分とれます 寒いからこその美味しさ ほっと温まる七草粥をご家庭で召し上がってみてください 六日の菖蒲、十日の菊(むいかのあやめ、とおかのきく) とならないように、 今日明日で 大量に売ってしまいたいと思います。 ながながとお読みいただきありがとうございました。 よろしければ、ブログランキングへの1クリックお願いいたします にほんブログ村 あなたの1クリックが日々の励み お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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