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カテゴリ:ワールドカップドイツ大会
昨日はイタリアの決勝進出であちこちのブログの方達と喜びを分かち合えて大変嬉しかった。
テーマを見てもイタリアファンが多く、大変心強い。決勝の相手はフランスに決まったが、今のイタリア代表の力なら問題なく勝てるだろう。 ところで、下馬評であまり強力な優勝候補ではなかったイタリア代表の強さの原動力はなんだろうか?昨日イタリア在住7年の方とお話していて、その一端が分かったような気がした。 ファンならご承知のとおり、今イタリアサッカー界は八百長問題で揺れている。5日の発表ではユヴェントスが三部リーグへ、ACミラン他2チームも二部リーグへ降格は免れないのでは、と報道されている。そしてなんと今回の代表チームにはその疑惑のチームに所属する選手が23人中13人もいるのだ。 彼らが降格チームから脱出するためには、セリエAに残る他チームか、国外リーグからトレードで「救出」してもらうしかない。その為には、このワールドカップで全世界に実力を示しておかなければならない、という訳だ。 ことが国の名誉だとかではなく、直接選手自身の死活問題に深く関わっているため、今回のアズーリたちは通常の何倍もの力を出し切って戦っている、ということらしい。確かに普段運動量が少ないデルピエロが縦横無尽に走り回ったり、キーパーのブッフォンの神がかり的なタッチ、他の選手たちの豊富な運動量も、いつものイタリア代表と比較すると120%増しのようにも見える。 選手たちにとっては「明日のおまんま」がかかっているだけに切実。でも普通はそのプレッシャーに押しつぶされるところを逆に原動力に変えてしまうところがいかにもイタリア人らしいが、遠く極東の島国から応援している身にとっては、隠された理由はどうでもよろしい。とにかく素晴らしい試合をしていただき、勝利してもらえればそれでいいのだ。 理由はどうであれ、今回のアズーリは強い。疲れの見えるフランスを撃破して、是非世界一に輝いて欲しい。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年07月06日 13時16分12秒
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