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Voielactee

Voielactee

2005.08.13
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カテゴリ:映画・テレビ・本
ある人に薦められて昨日ようやく見ました。
すっごく良かったですし、すっごく面白かったです!!

エンターテインメント(コメディ)でありながらもちゃんとしたラブストーリー。
「猟奇的・・・」という言葉に不快感があって見る気が全くしなかったのですが、先日、
元恋人にあったとき、なぜか薦められたのでしぶしぶみることに。
ただのラブ・コメディかと思っていましたが、最後には感涙が・・・。

さて。最初は大笑いの連続でした。
主人公とヒロインとの出会いが電車なのですが、泥酔したヒロインは、カツラをつけて
座っているおじさんの頭の上に食べたものを思い切り吐いてしまう。
その後も電車の中で席をゆずらない若者に「ゆずらんのかコラ!」などと渇をいれる、
タバコをポイ捨てして自分と同じ色の服を着ている人にいちゃモンをつけて「二度と着てくるな」罵倒する、食事中、援助交際が行われている席でおじさんと女の子に「ツブ貝なんて頼むなよ!」と罵倒。
口癖は「ぶっ殺す」。
こんなキャラクターの彼女、一見、ただの変人に見えるのですが、その行動と言動の裏には正義がちゃんと存在するのです。そんな彼女の言動・行動に次第にひかれていくキョヌ(彼)。でも、そんな彼女には、切ない過去があった・・・。

ストーリーも良かったのですが、特に今回の映画で感じたのは、キャラクターの立て方がとにかく旨い。キャラクターをじっくりじっくり練ってあるので、ひとりひとりのキャラクターが生きている。ヒロイン演じる超美人のチョン・ジヒョンがかなりいっちゃってる演技を見せてくれ、大声で笑っちゃいます。

実は、私はこの猟奇的願望が自分の内面に潜んでいると感じました・笑。
あれくらい出来たら気持ちいいだろうなぁと(「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラにも通じるものがある)。なるほど韓国で社会現象化したのもなんとなしに分かります。
爽快です。
ちなみにそのヒロイン、シナリオライターを目指しているのですが、かなり突拍子もない
ストーリーを書くその感性に自分に近いものを感じました(危ないかも)。

一方で彼女の彼がとても優しい。ちょっと頼りなげで情けない感じの男の子。
なんだけども、お酒で泥酔・酩酊状態の彼女をずっと介抱してあげて、ある事件では彼女の代わりに自分が人質になってあげたり。彼女の面白くないシナリオを全部読んで聞いてあげて面白いといってあげる、すべて彼女のことを分かってあげた上で。
(といってもひかれている、好きだから、なんですけどね)
ある理由で別れなければならないのですが、ずっと待ち続けるのです、ずっと、ずっと・・・。
別れて2年後、ある丘の上に植えられる木を目印に会う約束をします。その日、
彼女が来なくても、ずっと待ち続けた。それでもあきらめず、いつか来る彼女のために
落雷で倒れてしまった木を別の木を植えてあげる・・・。

この映画、そもそも99年パソコン通信の掲示板から端を発したそうです。
ちょっとヘンな女のコとの実際に経験した奇妙なデート話を掲示板に書き、またたく間に爆発的話題を呼んだといいます。これは後に単行本化もされ、10万部を越えるベストセラーになり、映画へと展開したそうであります。韓国では大ブームだったのですね。

何よりこの作品、シナリオがいい。監督は原作よりもシナリオの方が面白く出来ている、と語っています。シナリオは、構成や台詞が関数の計算式のようになっています。
それがこの作品は、実に巧妙で絶妙なリズム感を持っています。
撮影監督はJSAやシュリのキム・ソンボク監督。
恋愛表現の微妙な部分を繊細に、旨く演出しています。
韓国映画はこの繊細な映像演出が旨い。そういえば絵の構図もJSAっぽいです。

恋愛映画としてのストーリー性も日本人は好きなんだろうなぁと感じます。
音楽も情緒的、コメディ的、バランスがとれています。
私は琴線に触れてしまい、恋する気持ちが蘇ってきてしまいました。

そして 映画のラスト・ソング。ストーリーにあわせた歌詞なのですが・・・

♪ 君はいつか戻ってきてくれるだろう
信じてるから
待ってるよ
僕には君しかいないから ♪

自分にとっては元恋人の優しさを思い出させた映画であり、ちょっと意味深な映画で
ありました・笑。







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Last updated  2005.08.15 18:10:43
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