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カテゴリ:楽天
先日
『「楽天安心ショッピング宣言!」ってサービス詳細の規定読んだら、安心じゃないじゃん!』 でも、楽天市場での補償サービスについての問題点を指摘しましたが、新聞などでもこの補償サービスについて取り上げるところがあったものの、肝心の問題点には一切触れられていないため、ここに改めて問題の指摘、ならびにこの補償サービスは名前ばかりで、実際には補償される可能性が極めて少ないことを、ここに警告もかねて書かせていただきます。 新聞では 『「楽天市場」の代金トラブル、補償サービス始まる』 とありますが、まずこの記事の中に 三木谷浩史社長は「(商品が届かないトラブルは)10年間で数件しかないが、消費者の不安を取り除きたい」と説明している。 とありますが、まずこれが大嘘。 「秋葉原OG商会」事件でさえ、被害者は何百人といますし、今年だけの商品が届かないトラブルだけでも、「秋葉原OG商会」事件、PCサクセス倒産騒動、ビストロデリカ問題と、おそらく今年だけでも被害者は数千を超えているものと思われ、更に昨年のモンクレーヌ詐欺事件などを含めると、商品が届かない、または詐欺被害にあったケースだけでも莫大な数になり、これらを社長が知らないということはありえませんし、仮に本当に知らないというならば社長としては 失格です! そして、肝心のその補償サービスについてですが、すでに幾つかの問題点は書きましたが、楽天のお得意技でもありますが、当初から規定が幾つか変更されたようで、ここに最大の問題点がありました。 規定発表された当初は無かったとも思いますが、 第4条(補償金を支払わない場合-その他の事由) (8) 出店者のお買い物レビューページに、利用者の商品購入の時から遡って2週間の間に、当該出店者に対する購入者のレビュー(ショップのレビュー)について、☆2個以下の評価が複数存在していた場合 があり、この部分だけでも補償サービスを無効にしようとする魂胆がミエミエです。 というのも、「秋葉原OG商会」事件でもそうでしたが、被害者の方はショップに被害を訴えるために、お買い物レビューで被害状況を書くというケースが大半です。つまり、 商品が送られない ↓ ショップに問い合わせ ↓ 連絡なし ↓ お買い物レビューから連絡 ということになる場合が殆どでもあるだろうし、仮に楽天に問い合わせをしても、迅速な回答はこれまでの被害ケースからはなく、数日は回答されないため、その間に益々お買い物レビューにて被害状況が書かれることになるはずです。 そのため、上記にある補償金を支払わない場合に該当して、補償金が一切支払われないというケースが殆どを占めるでしょうし、この補償規定を読む限りでは、 補償金を支払わないことが前提 であるとしか受け取れません。 結局楽天は、客とショップとの間の場を提供するだけという、これまでのスタンスに一切変わりなく、更に責任を逃れ、補償金を払うと見せかけて、実は払うつもりが全くないという姿勢を説明しているだけなのでしょう。 楽天市場でのショップを利用するにせよ、お買い物レビューを一々確認しなければならないことを明記し、後は利用者の自己責任を押し付けているのですから、上場企業としてはあるまじき企業姿勢であり、自分達の利益のためなら、モラルすら捨てているということなのでしょう。 楽天市場には今も数多くの優良店も存在しますし、その楽天市場を支えているのは、そうした優良店であります。真に楽天がトラブル時に補償するという姿勢であるならば、利用者とショップの間に立ち、問題解決するという体制を整えるべきですが、その体制すら全く見られず、未だに会社の電話番号も公には公開していないようなところですから、「消費者の不安を取り除きたい」と言うならば、 やるべきことやってから言えよ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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