2005年から2014年まで、プロ野球12球団すべてのファンクラブに10年間入会し続けた著者が、年度別に12球団の特典を振り返り、その上で球団別の魅力や問題点をまとめる。『野球小僧』掲載を加筆修正。
12球団の公式ファンクラブ全部に10年間入会し続ける日本でただ一人の人物が、12球団×10年間=120年分のファンサービスを徹底比較&分析! 優れた球団はどこなのか? ダメな球団はどこなのか? そこに野球との相関関係はあるのか? ときに夢のような特典に狂喜乱舞し、ときにショボすぎるグッズが届いて涙する……。自腹70万円を散在してわかった激動の平成裏プロ野球史。いちばん幸せなのは、どのチームのファンなのか!?
本書は、合併騒動、新球団発足、プロ野球初のストライキなどが行われた2004年の翌年から、プロ野球全球団のファンクラブに10年間入会した著者による涙あり、笑いあり、怒りありの超絶レポート。本書のサブタイトルには「涙と笑いの球界興亡クロニクル」ともありますが、ファンクラブを通して、日本プロ野球の裏側が書かれ、ファンクラブを通しての、特典グッズやファンサービスを比較検討しています。毎年どのように、ファンクラブ特典やサービスが変化していったのか、球団ごとのサービスの違いなど、野球ファンとして非常に面白い内容でもあり、10年分の情報を駆使して様々な角度からのファンクラブ分析は興味深かったです。
【満足度】 ★★★★☆