テーマ:ワイン大好き!(30444)
カテゴリ:日本ワイン
国産ワイン会、3本目はこのワイン。甲州 生産者別限定醸造 飯島昭三06です。海外輸出も始めた勝沼醸造が醸すワインです。醸造方法は同じにして、葡萄の生産者とその畑別に、言うなればテロワール別に数種類のワインを作っているシリーズのひとつで、本ワインは標高300メートルのところの肥沃な平地で採れた葡萄から作られています。 価格は2310円で、楽天内では写真のお店以外での取り扱いは無いようです。 色は麦わらないし薄い黄金色。他のよくある甲州ワインと比べてやや濃い色合いです。 香りは、樽香が印象的で、加えて洋梨や桃といった要素を比較的はっきりと感じます。また、蜜とまでは行きませんが、蜜入りリンゴ的なこれまたややしっかり感のある甘い香りも。その他、甲州らしいミカンの香りやミネラルも感じます。そして、印象的だったのが枇杷の風味を感じたところですね。 味わいは、香りから受ける印象(特に樽香)からすると、ややボディがライトに感じます(ライトよりのミディアム)が、果実味はこれまでに飲んだ2本より強く感じます。もちろん、酸はしっかりあるのですが、存在感的には果実味も負けていません。苦味もほんのりあります。それらが、丸く柔らかいボディと相まって、優しい印象を受けます。 食事に合わせるなら、やはり和食がいいとは思いますが、多少しっかりした味わいのものでもいけそうです。 鳥肉でも、焼き鳥(塩)やタタキなら合わせられそうですし、鍋物なら豆乳鍋なんかでも良さそうです。また、洋風のものでも、鮭や白身魚、ホタテといった魚介類なら、バターソテーやクリーム煮にしてみてもいいかも。鮮魚なら、白身魚でも脂の乗ったものに合わせる方が面白そう。 やはり樽香がありますから、バターを使ったものとは合わせてみたいと感じました。逆に、浅漬けなどではちょっと物足りないように思います。単独でも結構楽しめるかも。 勝沼醸造で、樽を使った甲州というとアルガブランカ ピッパを以前飲んだのですが、ちょっと張り切って樽香を付けすぎかな~と感じました。が、こちらは樽のニュアンスを出しつつも、他の要素もしっかり感じられ、結構良かったと思います。会の参加者の方の中には、これが一番好きだという方もいらっしゃいましたし。 瓶熟が進むとどう変わるかも気になるところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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