テーマ:ワイン大好き!(30859)
カテゴリ:日本ワイン
先日の中国料理と日本ワインの会のワイン、ここからは赤。 アンサンブル藍茜2008。生産者はシャトー・メルシャン。言わずと知れた、大日本山梨葡萄酒会社を前身に持つ日本最古参のワイナリーです。山梨での甲州やマスカット・ベーリーAの栽培の他、長野でのメルローやシャルドネ、福島でのシャルドネ、秋田でのリースリングなど各地で様々な品種を栽培しています。 このワインは、長野産メルロー68%、山梨産マスカット・ベーリーA26%、山梨産ベーリー・アリカントA(こちらも川上系品種のようです)6%というセパージュ。楽天内では残念ながら2008ヴィンテージは完売のようです。写真のものは2009ヴィンテージで、1176円というかなりの手頃さ。 色は黒さや紫感の中にガーネットが感じられるといったところ。 香りは黒い土、茶色いスパイス、赤い花、ゴボウ、キノコ、軽い杉やバニラといったものに加え、黒ベリーやダークチェリー、少々のラズベリーやイチゴ、それにカシスなどのフルーツ、さらには微かなココアやチョコっぽさといったものが感じられます。 味わいは果実味が中心ですが柔らかさ、繊細さのあるもの。そこに、赤べりーっぽい割とフレッシュな酸が加わります。渋味はあまり強くなく、後口にかけて爽やかな印象を与えます。ボディは結構落ち着きが出ており、膨らみよりはスレンダーな印象のミディアム。 会では、白身魚の揚げ物や、その次の蕪とホタテの煮物、さらに麻婆豆腐のあたりで飲みましたが、揚げ物やホタテとあわせても喧嘩しないのは面白いところでした。麻婆豆腐とは、肉の旨みに渋味が、麻婆のコクと辛味に酸味が、それぞれなかなかでした。 このワインは、和食なら角煮やすき焼き、焼き鳥など色々いけそうですが、フレンチやイタリアンとあわせるのも良さそうです。赤ワインを使った牛肉などの煮込み料理や鴨など、赤身の肉類の料理で、あまり濃すぎないものと試してみたいところです。 このワインが1500円前後というのは見事としか言いようがありません。日本を代表するワインの一つといってもいいでしょうね。しかも、結構入手しやすい(大手スーパーなどではたまに見ます)というのもポイント高いです。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年06月29日 01時23分52秒
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