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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2023年12月17日
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これまた2021年の話になりますが、年末の、コロナが落ち着いていたタイミングで広島のシャレオで開催された日本ワインのイベント、西国葡萄酒祭へお邪魔していました。もともとは春ごろの予定だったかと思いますが、折からのコロナで延期になっていたものでした。

主催が広島国税局、高松国税局、中四国ワイナリー協会ということで、中国5県+四国のワインが集まるという非常に貴重な機会となりました。
広島国税局は、近年日本ワインのワイナリーがこのあたりにも増えていること、酒類研修所があることなどから日本ワインも推しているようですね。


ということで、早速の四国のワイナリーさんです。愛媛県、しまなみ海道の途中にある大三島でワインづくりを行っている​大三島みんなのワイナリー​さんです。
建築家の伊東豊雄さんが、ご自身の建築ミュージアムの開館に際し、島おこしプロジェクトの一つとして始めたワイナリーで、2015年スタートだそう。「みんなの」という名前の通り、自社農園のブドウはもちろん、島内の契約農家さんのブドウを使ったワイン、更には愛媛といえばのミカン農家さんのミカンを使ったミカンワインも手掛けています。ベーリーAなども優しい味わいでよかったですが、こちらのワイナリーのシャルドネは出色です。


こちらも四国。​井上ワイナリー​さんといい、なんと高知県の野市にあります。四国出身者からしますと、高知といえば夏場は台風銀座というイメージでしたので、ワインができるというのには驚かされましたが、地元・自園のブドウはもちろん、県内各地の農家さんのブドウを使ってワインづくりをされているようです。
富士の夢やエイトゴールドといった山ぶどう交配系の品種のワインなどを手掛けています。中でも、カベルネ・ソーヴィニヨンとグルナッシュの交配種「マルスラン」を使った赤は骨格、果実味がしっかりあり驚きでした。


こちらは地元広島、三原にあります​瀬戸内醸造所​さんのブース。立ち上げは2019年。地域おこしの仕事をされていた地元出身の太田さんが瀬戸内の原料を用い、地元三原、瀬戸内の活性化を目的にスタートされたそうです。
こちらは個人的にスパークリングの印象が非常に良かったです。中でも、写真真ん中の金波(きんぱ)は兵庫県(ここも瀬戸内ですね)のシャルドネを使ったスパークリングで、果実味、香り、泡感とバランスの良いワインでした。最新ヴィンテージでも賞を獲られたようですが、頷けるワインだったかなと。


勿論老舗ワイナリーさんもご参加。こちらは鳥取・​北条ワイン​さん。
今回ご参加のワイナリーさんと比べても、こちらのまったりしたミネラルと熟成感は際立った個性でした。


こちらも中国地方のワイナリーといえばの​島根ワイン​さん。貴重な縁結甲州はもちろん、清酒酵母甲州もいただけ、両者の違いを楽しむことができました。清酒酵母のほうがややふくよかな印象です。


こちらは岡山の​岡山ワインバレー​さん。新見市でワインづくりをされており、代表がイタリアでワインにほれ込んだということでイタリア系品種を手掛けられているのが大きな特徴ですね。
サンジョヴェーゼの赤も面白いですが、シャルドネの樽あり樽なしの飲み比べはやはり興味深いところでした。すっきり系ですが流石新見のシャルドネ、芯がしっかりあり樽にも負けません。


こちらは​山口ワイナリー​さんのブースです。こういったイベントに出ていらっしゃるのは結構珍しかったのではないかなと。
一升瓶で長期熟成させることで酸味をまろやかにするという造りをされており、この当時でも2010年代のワインが最新ヴィンテージで登場するというのはスゴイです。シャルドネ、赤ともに深みのあるものでした。一方、ベーリーAを使ったザビエル・ロザリオはヴィンテージもそこまで古くないということで、らしいフルーティさや快活さも感じられました。

試飲に忙しく、すべてのブースの写真を撮ることはできませんでしたが😅、他に島根の​奥出雲葡萄園​さんのブースは欧州系品種をアッサンブラージュした梅垣白を飲むことができましたし、岡山からはほかに​やはりシャルドネの手堅いtetta​さん、ひるぜんワイナリーさんに委託されてすっきりしたソーヴィニヨン・ブランを作られた​黒髪山葡萄園​さん、​クフ・シャルドネをこのタイミングで初めて飲ませていただいたひるぜんワイナリー​さんが参加、広島からは、ますます複雑さや華やかさをますベーリーAを飲ませていただけた​三次ワイナリー​さん、ハニービーナスの甘口がフルーティで試飲回りの途中に丁度良かった​せらワイナリー​さん、​こちらもマルスランのワインを手掛ける山野峡大田ワイナリー​さん、更に、参加日的にタイミングが合いませんでしたが​福山わいん工房​さんもご参加と、中四国のワイナリーさんのワインを幅広く楽しめる、充実のイベントでした。流石国税局の主催ですね。

2022、23年は開催されておらず、残念ながら定期イベント化というわけではなかったようですが、中四国、西日本のワインを色々といただける機会、非常に貴重ですし、またの機会がありますと嬉しい限りです。
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最終更新日  2023年12月17日 01時49分53秒
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