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カテゴリ:ケセラセラな日々
今年のクリスマスは もうひとつ ウキウキする出来事があった。 ![]() ![]() 姪っ子オレンジちゃんからメールがあり クリスマスの朝 ワンコのハナと一緒に 駅前までお迎えに行った。 お気に入りのアーティストの クリスマス・ライブのチケットを握り締め イヴにひとりで夜行バスに乗り込み ![]() 大阪から上京してきた オレンジちゃんは高校2年生。 (↑オレンジちゃんの記事を読む) ![]() というメールがあった日から クリスマスが来るのを楽しみにしていた。 血のつながりのある4人の姪の中で 彼女が一番ワタシに似ている。 方向音痴さと地名の読み間違え具合は もう親子じゃないかと思うほど。 それともうひとつ 「試験勉強なんて一夜漬けでするモンやんな」 「そうそう。ほんで試験終了の鐘が鳴ったら もうその瞬間から覚えたこと忘れるしね。」 んねぇええ~♪ ![]() ![]() 非常に気が合う。 そうなの。 勉強があまり好きではないワタシたち。 彼女の名誉のために言っとくが オレンジちゃんは 偏差値の高い 中高一貫の有名私立高校に通っており 剃り込みの入ったニイチャンもいる 大阪の府立高校に通っていたワタシとは 『勉強嫌い』のレベル違う。 が オレンジちゃんの父親であるワタシの兄は 某有名国立大学の大学院卒であり 母親である義姉も兄と同じ高校を卒業し 兄とは同じ会社の英会話サークルで 出逢ったというだけあって 根っからの勉強好き。 ![]() つまり デキすぎる家族を持つ辛さは 痛いほどわかる。 以前 大学進学について 両親から意見されたときに オレンジちゃんは 振り絞るように言ったそうだ。 「だって! ケセラセラ叔母ちゃんなんて 高校しか卒業してないけど りっぱに生きてるやん!」 d( ̄  ̄) 確かに生きてます。 その話を兄から聞いていたので 機会があれば一度オレンジちゃんと 進路について話をしなければと思っていた。 クリスマス・ライブを楽しんだ翌日 ふたたび大阪行きの夜行バスに乗るまで 友達と東京見物するというオレンジちゃんを 途中の駅まで送ることになり ワタシは電車の中で話を切り出した。 ![]() 「早く社会に出たいという理由でなくて 勉強するコトから逃れるためだけなら 安易に就職を選ばない方がいいよ。 オバチャンが高校卒業した年は たまたま新店舗オープンの年で 大きな企業に就職できたけど あれは本当にラッキーなケースで 特に今の時代 高卒というのは 選択肢が狭まってしまうからね。」 高卒であるワタシ本人からのハナシは 説得力があるのか オレンジちゃんは 素直にうなづきながら聞いてくれた。 長い人生の中で 勉強する期間なんてたかがしれてるよ。 この数年、頑張るかそうでないかで その後の人生が大きく変わるんやからね。 がんばれ オレンジちゃん! ![]() 電車が乗り換え駅に到着し ![]() 別れる時間が近づいてきた。 ワタシはオレンジちゃんに 最後に念を押すように言い聞かせた。 「だから オバチャンの人生を 逃げ道に使わないようにね。 こんなオトナになったらアカンで。」 ホームに入ってくる電車を待ちながら オレンジちゃんは納得したように 大きくうなづいた。 「ウン。 パパもよくそう言ってる。」 パパーっ! ![]() オレンジちゃんてば、ライブ会場へ向かう途中にやっぱりお約束どおり 乗り換えなくていい駅で乗り換えちゃったらしい。そんなアナタが愛しい。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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