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2015/10/03
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カテゴリ:運動
様々な研究で、定期的に運動していても日中に座り過ぎていると、悪影響を相殺できないことがわかったそうです。理想的には30分の内20分は座り、8分は立ち、2分間は動き回ってストレッチするのがよいそうです。

座って過ごす時間が長い人ほど病気、短命になりやすく、一日中座っていると、精神衛生的にも良くないことがわかり、学びは「座って」から「歩きながら」すると教育と健康で効果両立するなど運動のメリットが相次いで報告されています。

座ってばかりの運動不足な生活は、死亡リスクが肥満の2倍とか、座りっぱなしでいると「健康寿命が7年短くなるなど、最近は座っていることに関する健康リスク報道がかなり目立ちます。2002年に「セデンタリー・デス・シンドローム」(座りすぎが死につながる症候群)という言葉が作られたほど、座っている時間が長いと生活習慣病や短命化を招くそうで、そのような生活習慣の場合は運動していてもリスクがあまり減らないとも言われ、「立って仕事ができるオフィスデスク」、「歩きながら仕事ができるウォーキングデスク」やスマートフォンをタイマーにして60分置きごとにストレッチしたり歩いたりすることが推奨されたりしています。またバランスボールを椅子代わりにするのもよさそうです。


健康で長生きの秘訣は何と言っても「日頃の運動」が重要だそうで、成人は少なくとも「週に150分の運動を行い、そのうち20~30分は激しく体を動かすのがよい」といわれています。
そして、最新の研究によると毎日座り続けている時間が長い場合は、さらに1時間あたり2分間の歩行を行うことが勧められるそうです。


日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうで、日本人の平均健康管理費用は月間わずか3000円だそうです。国民皆保険に甘えて世界一医療に依存して健康管理を怠る日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位です。
健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。

世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国です。

健康意識調査2015.jpg

また、医師の47%は病人(2014年日経メディカル調査)で普通の国民と変らない残念な現実があります。

長期的不調.jpg

慢性疾患.jpg

人財の健康増進と企業業績向上を両立させる健康経営
脳を鍛えるには運動しかない
学力の土台は体力

1時間に2分歩くと座りっぱなしの悪影響が帳消しに
座って過ごす時間が長い人ほど病気になりやすく短命に!?
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心身の健康状態をよくし、体力をつけることは簡単ですので、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。

****************************【以下転載】****************************

複数の研究で、長時間の着席など座るという行為により、さまざまな慢性疾患を引き起こすリスクが高まることが分かっている

典型的なオフィスワーカーがどの程度の時間、座ったり立ったりすべきかについて医療関係者が提案を行う上で、新たな調査が役に立つ。

複数の研究で、長時間の着席など座るという行為により、がんや糖尿病、心疾患、非アルコール性脂肪肝疾患といったさまざまな慢性疾患を引き起こすリスクが高まることが分かっている。人間工学の専門家の中には、立っているのが長すぎても健康に悪影響が生じかねないと警告する人々もいる。その中には、静脈瘤(りゅう)、腰痛や足の問題、頸動脈疾患などのリスクが高まることも含まれる。

米コーネル大学のアラン・ヘッジ教授(人間工学)は、「日中を通して自分の活動を細かく区切ることが鍵だ」とし、「一日中座っているのも、一日中立っているのもどちらも良くない」と話す。

ヘッジ教授は、これまで企業セミナーで紹介してきた研究を検討した結果、オフィスでの就労中に30分のうち20分は座り、8分は立ち、2分間は動き回ってストレッチすべきだと勧める。同教授はこの研究を公表する予定だ。同氏によると、10分以上立っていると人は何かに寄りかかる傾向があり、そうなると腰痛など筋骨格系の症状を誘発しかねない。

英スポーツ医学誌「ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・スポーツ・メディシン(BJSM)」は今年に入り、ヘッジ教授を含む専門家の国際パネルから出された「座ることに関する指針」を公表した。同パネルは、一日の労働時間を通して、合計2~4時間立つことと、軽い運動を取り入れるよう推奨している。さらにヘッジ教授によると、米航空宇宙局(NASA)の調査でも、仕事中に一日16回、2分間ずつ立つと骨や筋肉の密度を維持する上で効果的であることが分かっている。

英チェスター大学の教授(応用運動科学)で、同指針の筆頭著者であるジョン・バックリー氏は、「現在の科学的証拠では、一日に2時間以上立つ職業に就いている場合、主な慢性疾患を発病するリスクが低下する可能性が示されている」と指摘した。

また、英リーズ大学の教授(栄養疫学)で、米医学誌「予防医学」に先週発表された別の研究の筆頭著者、ジャネット・ケード氏は、「座りがちでない行動から恩恵を得るために外に出てマラソンをする必要はないかもしれない」と話す。「少し動くだけで、いくらか効果があるだろう」

立って仕事のできる机を使えば、オフィスワーカーたちは立ったり座ったりを繰り返すことができる。

さまざまな研究で、定期的な運動でも日中に座り過ぎていることから来る悪影響を相殺できないことが示されている。バックリー教授によると、座ることで身体の生理的変化が引き起こされ、炎症のほか糖尿病や心疾患といった慢性疾患に関連するいくつかの遺伝的要因が誘発される可能性がある。対照的に、立っていると筋肉が活動的になり、血糖の超過量が血流にとどまらず、筋肉から吸収されるという。

立っていると、座っているよりもエネルギーが1分当たり0.5~1カロリー多く消費される。従って4時間では、最大240カロリー多く消費されることになる。ヘッジ教授は、1時間以上座っていると、リポタンパク質リパーゼという酵素の水準が低下し、筋肉よりも脂肪蓄積のほうにカロリーが回ることになると説明する。

最近の小規模な研究で、長時間座っていることによる血流への影響が調査された。これは11人の若い男性を対象に実施され、実験生理学の雑誌で公表された。米ミズーリ大学コロンビア校の准教授(栄養学・運動生理学)で、この研究の筆頭著者、ジョーム・パディリャ氏によると、6時間座ったあと、脚の大動脈の一つの血管系機能が50%以上低下したが、10分間の歩行後に回復した。

同氏は「長時間座ることに伴う血管系機能の低下が長期的な血管合併症につながるかどうか判断するには、さらなる研究が必要だ」と述べた。

(出典:ウォール・ストリート・ジャーナル)





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最終更新日  2015/10/03 04:54:02 AM
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