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カテゴリ:NCIS~ネイビー犯罪捜査班 S4-6
『被曝の真相』
このエピソードですが、ケースもそうですし、タイトルからしてCSIマイアミの「Dead Woman Walking」とそっくりですね。 あのエピソードでは、女性弁護士が何者かに放射性物質を飲み物に入れられて、本人も自覚がないうちに余命1週間と宣告されるのですが、その時にあまりに急な被曝だと髪の毛は抜けないうちに死ぬ、という話でした。 放射性物質は無色で無味無臭、その替わり体内に入ると留まって放射線を出し続け、細胞がどんどん傷つけられていくという恐ろしい物質であることがよく判りました。 このエピソードではジヴァの意外な面が見られましたね。 IAEAに出向している海軍大尉ロイ・サンダースが自らどこかで被曝したと訴えてくる。 被曝チェッカーでは許容量を超えておらず、とりあえず衣服や職場、自宅など汚染原因をさぐることにする。ジヴァはサンダースに見覚えがあり、記憶をたどる。 サンダースによると、各国の原子力発電所の査察を仕事としており、つい最近ブラジルの発電所にいったばかりだった。 その時に同行した上司マーク・サドースキーと、同僚ダイアン・ルシオには変化はなかった。 ただ、サンダースの被曝チェッカーをアビーが調べたところ、表示に問題があり、欠陥品なのか何者かが手を加えたのかが判らない。 サンダースは重傷者が収容される軍の放射線生物学研究所で治療を受けることになったが、かなり危険な状態である。 ダッキーの分析の結果、タリウムを経口摂取した疑いが出てNCISは口にした物を調べる。ジヴァはサンダースが毎朝ジョギング中に出会っていた男だと気づき、監視目的でそばにいるうちに次第に思い入れを深くする。 しかし、サンダースの症状は悪化し、被曝量が今も増え続けていた。サンダースがサドースキーと射撃場で昼食をとったというので、取り調べるがやがてサドースキーも体調が悪くなる。 ついに汚染源がサンパウロで買ったお土産の葉巻だと判る。サンダースは入院中も葉巻を吸っていた。 葉巻はしらばらく会社の机の上に置かれていて、サンダースらの仕事が世界中で嫌われていることから、テロかと思われる。ウズベキスタンの発電所が査察の前に部品を運び出しているのが確認された。 ただ、次の査察先はサンダースらごく限られた人間しか判らず、内部の人間が情報を漏らしている可能性がある。 職員の個人口座などを調べていくうち、旅程担当の職員が高飛びする情報を掴み、直前に逮捕する。サンダースらの査察の時期を引き留めるためにやったと白状する。 ジヴァはサンダースに遺書の準備をさせてやり、最期の時を過ごす。 エンディングの解釈はどちらにも取れると思いますが、「あなたを忘れない」と言っていたし、墓場の手前と言われる研究所に来た段階で治るのは難しいと思いました。 ジヴァとサンダースはお互いにすれ違うだけだったのに好意を持っていたというのに、こういうことになって気の毒でしたね。 普段は見せないジヴァの恋する乙女のような表情や、悲しみをこらえる様子が新鮮でもあり涙を誘いました。 そういうジヴァをトニーもちゃんと気付いていて、彼には愛する女性がいるかも?と気を回したり、2人だけの時間を作るように医者の前で演技してみたり、彼らしい優しさが垣間見られましたね。 ホリーという女性はどこで出てくるのかと見直したら、最初の方にちらっと出ていたのですね。 NCISらしく、海外の発電所では部品を解体して、核物質と共にブラックマーケットに売ったりしているという話で、それをMTACの衛星写真で確かめておりました。 犯人は仕事柄放射能の恐ろしさは知っているはずなのに、たかだか5万ドルのために恐ろしいことをしましたね。被曝チェッカーの故障は偶然だったのでしょうか。 マクギーは気の毒に、アルマーニのジャケットをアビーに「チョッキン」されてしまって。(爆) また小説を書いて稼いで貰いましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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