うまのしっぽ　ねこのみみ

理不尽なクレームを要求して学校を混乱させ、先生にも他の生徒にも迷惑をかける保護者のことを「モンスターペアレント」というらしい。ついに名前がつけられるほど、大発生してるのね…みたいな(^^;

このモンスターたちの要求は、「宿題を減らせ！　or 増やせ！」「自分の子供が手を挙げているのに、どうして指してくれないんですか！」に始まり、
「どうしてうちの子が集合写真の真ん中じゃないんですか！取り直してください！」
「どうしてうちの子が人間ビラミッドの一番上じゃないんてすか！」や
「自分の子供がけがをして休む。けがをさせた子供も休ませろ」
「親同士の仲が悪いから、子供を別の学級にしてくれ」
「今年は桜の花が美しくない。中学校の教育がおかしいからだ」
いずれも実例です。
テレビでも、もう何回も現役の先生方が出演して、大変だとおっしゃってましたね。

これは保護者による先生いじめだと書いているサイトもありました。確かにね…。
（やはり小さい時に心を育てる教育をするのが大事ですよね、本当に大事なのは何なのか等。　国は軍事費よりもっと教育費にお金を使って欲しい(>_<)）


また地域のスポーツクラブで「うちの子をレギュラーに絶対にしてください」なんて親がいるのはもう何十年も前からですが、そんな親がどんどん増えているとか…。クラブの中でもいじめがあるとか…。　塾でも実は同じ問題が発生し始めている。
日本は一体どこにいこうとしているのか…。

ちなみに英語ではヘリコプターペアレンツというらしい。
日本人って何でも横文字にしてソフトなイメージにして、まあまあみたいなイメージにしてしまうような気がする。　
モンスターペアレンツも怪物(ばけもの)保護者みたいな日本語にしたら減らないかな～？

そんな子供たちに勉強を教える以外のところでどんどん疲弊している学校の状況を見かねて文部科学省が来年度から、本格的な学校支援に乗り出すらしい。地域ごとに外部のカウンセラーや弁護士らによる協力体制を確立し、学校にかかる負担を軽減することを検討しているとか。

具体的には、地域ごとに外部のカウンセラーや弁護士らによる協力体制を確立し、学校にかかる負担を軽減することを検討。　保護者から理不尽な要求やクレームが繰り返された際、教育専門家ら外部のカウンセラーが保護者と学校の間に入り、感情的なもつれを解消して問題解決を図るというものらしい。(産経新聞より)

周りに迷惑をまき散らしている大人に私たちの税金が使われることに、抵抗はありますが、子供たちが安心して授業を受けられるようにするためには、しょうがないのかな～。

■悲鳴をあげる学校

【目次】（「BOOK」データベースより）
第１章　悲鳴をあげる学校―ふえる学校へのイチャモン（なんでもかんでも学校のせい？／どこでも起きている学校へのイチャモン　ほか）／第２章　なぜふえる学校へのイチャモン（学校へのイチャモンの増加と社会の崩壊／学校だけがターゲットになっているわけではない　ほか）／第３章　イチャモンはどうしたら打開できるか（「本質」と「現象」を見きわめることの重要性／ロール・プレイングのすすめ―具体的ケースから学ぶ　ほか）／第４章　子ども“で”つながろう―“イチャモン”の裏返しは“連携”（保護者のみなさんへのお願い／トラブル＝子どもの成長の課題　ほか）
★モンスターペアレントについて、そしてその対策について書かれている本。
でも、問題の親なんかは逆にこういう本って読まないんだよね(^^;

このブログを書いた四日後の佐賀新聞の一面に同じことが書いてあった。地方でも問題になってる！