佐多のかまぼこ(木佐貫かまぼこ店)
「佐多のかまぼこ」という呼び名は私が勝手につけた呼び名。正式には単にかまぼこなのだと思う。私は蒲鉾が大好きだが、いろんな蒲鉾の中で、これが日本一美味い!と絶賛すべきかまぼこがある。それが、この木佐貫かまぼこ店の作るかまぼこだ。材料を見ると、むろあじ、豆腐、卵、みりん、酒、塩、と書かれている。見た目には、灰色を帯びた白色で、漂白剤をはじめ添加量などはおそらく使われていないのだろう。私は別に添加物に対して過敏に拒絶するタチではなく、要は美味ければいいと思っているのだが、このかまぼこは、食べればわかるが、飛び上がるほど美味い。こんなに美味いものが世の中にあるのかと感動するほどに美味い。同じメーカーから、このかまぼこと姉妹品として「つけあげ」も売られている。つけあげは砂糖などを添加したすり身を油で揚げたもので、甘口に仕上がっている。(下の写真の左がつけあげ、右がかまぼこ。)つけあげの方も美味いのだが、私は、塩味ベースの「かまぼこ」派だ。この美味さを知ってしまったら、誰かにすすめたくてしょうがなくなるのだが、なんせ佐多でしか売られていないときているので、入手もおぼつかない。以前は、道の駅「根占」で売られていた。が、ここの道の駅が2006年春には閉鎖されてしまった。この夏は目の前の海水浴場の海の家として営業しているが、もうかまぼこは販売していないので、寄り道スポットとしての魅力がなくなってしまった。そんなふうに落ち込んでいた矢先に、嫁さんの知人の方からこのかまぼこを送っていただいた。しかも根占の「ケーオーストア」とかいうスーパーで売られているとの情報も。さっそく先日、ケーオーストアを見つけて、そこに山積みされている、佐多のかまぼこを発見し狂喜してしまった。1個500円以上する高級品なのだが、まあとにかくこれ以上内美味い蒲鉾なので買ってきた。美味い!やはり美味い!!これは間違いなく、私の【九州の美味いものベスト10】に入る逸品です。