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カテゴリ:海・川の幸
鮨を食べにわざわざ車で4時間かけてでかけることがあります。もちろん泊りがけです。年に何度も。
鹿児島市にある「鮨匠のむら」は、旬の食材を、最大限に美味しくいただくことにかける労力をおしまない、すばらしい鮨屋です。 タコやシャコは、茹でたてを食べさせてくれます。これまではいつも冷たいものばかり食べていたのですが、温度が違うと感じる旨みも違ってくることをこの店で知りました。 茶碗蒸しはぷるぷるで、旬の食材をいただけます。 鮨の前に刺身をいただくのですが、単に魚を切っただけの刺身は出てきません。旨みがしっかり出てくるまで何日も寝かせて、最高の状態になったときのものを出してくれたり、あっさりした白身は昆布じめにしたり、鮪はづけにして旨みをパワーアップしたりと、まさに魚の旨みを引き出す「鮨」職人のなせる業といえるでしょう。 薬味にもこだわりまくります。単にワサビ醤油一辺倒ではなく、ごま塩、酢味噌、練り梅といった様々な味で刺身をいただくことができます。ワサビはもちろん目の前ですりおろしてくれます。それを惜しげもなく、おかわりさせてもらえます。美味しいワサビも食べ放題!ワカメ、茎ワカメも美味しく、自家製のガリも、ダシがきいて優しい味付け。 鮨は、驚くほどに小ぶりです。これが「のむら」の売りなのです。私は完全に、この小さい鮨にはまってしまいました。そしてそのほとんどが、塩とカボスでいただくのです。なんとシャリは暖かい状態で握ります。この温度が美味さの鍵を握っています。普通の鮨の概念をくつがえす美味しさを満喫できます。 赤ウニの季節は夏から初秋。この季節になると、野村さんは赤ウニに命をかけているかのごとく、めちゃめちゃ美味しいウニを入手して、出してくれます。本当にとっても美味いのです。保存のために添加されるミョウバンが入っていないので、ウニ本来の甘さとコクは相当の美味さです。 茶碗蒸し、握り、そしてとろウニ丼と、ウニ三昧!これを食べられる店はなかなかないでしょう。 お酒もおまかせで、軽めのものからしっかりしたものへと順番にどんどんだしてくれます。野村さんの鮨やネタの解説も、薀蓄好きな私にはたまりません。 いい鮨といい酒で、この店ではいつも至福口福を満喫して店を出ることができるのです。。。 (ちなみに、私の場合、飲んで食べて\15000~\20000です) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.08.19 19:14:41
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