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カテゴリ:パソコン関係
最近は、CSRや個人情報保護法など、環境の変化によって、
職場などでもコンピュータのデータの管理も厳しくなっています。 秘密漏洩を防ぐには、暗号化や単純なパスワード保護などがありますが、 Windows2000/XP/Vista などでは、 ウインドウズのフォルダそのものにパスワードをつけるという方法がありません。 そこで、それに近い方法で フリーソフトで行える方法を2つご紹介します。 (いろいろ試した中から選び抜いた2つです) どちらも暗号化ツールです。 暗号化する理由は、 たとえば、重要書類を入れたかばんに鍵をかけても、 かばん自体を壊して書類を取り出したら、 機密が読まれてしまいますよね。 でも、書類自体を暗号化しておけば、 かばんを壊されて書類を取り出されても大丈夫ですよね。 それと同じように、 裏技的にハードディクスを読まれた場合、 暗号化されていないと、データとして読むことができるので 暗号化して保存すれば、安心というわけです。 実際のところ、大企業の重要機密でもなければ、 手間をかけて情報を盗み出そうという人もいないでしょうから、 個人の情報などでは、暗号化はあまり意味が無く、 簡単なパスワード設定で充分だと思いますが、 そういう方法はありませんし、 簡単にできるなら、暗号化しておいたほうがいいですよね。(^^) ご紹介する方法はどちらも、 パスワードで簡単に保護したり解除したりできるので、 操作が簡単でとても良い方法だと思います。 ■ アタッシェケース →すでにあるファイルやフォルダをパスワードを付けて暗号化します。 パスワードがなければ、複合化できませんから安心です。 良い点:ファイルでもフォルダでも同じ操作で簡単にパスワードをかけて暗号化できます。 欠点:フォルダが大きいと暗号化、複合化に時間がかかること。 ポイント:オプションの動作設定で、 □復号化した後、暗号化ファイルを削除する □暗号化した後、元ファイルを削除する にチェックを入れること 工夫:フォルダアイコンを作成し、オプションの動作設定で、 アイコンの登録を行って、それに変更すると 一見フォルダのように見えるようになります。 もちろん、作成すれば他のアイコンに偽装も可能です。 ■ TrueCrypt(トルークリプト) →暗号化した仮想ドライブを作成します。 マウントする前は、ただのひとつのファイルですが、 TrueCryptを起動してパスワードを入れてマウントすると USBメモリーをパソコンにマウントしたと同じような感覚で使えます。 もちろん、マウントする前のファイルは開くことはできません。 ※英語のソフトですが、日本語パッチで簡単に日本語表示になるので 日本語のソフトと同様に使えます。 良い点: ・パスワードを入れてマウントするときも、すぐ終わります。 マウントした状態でも、ほぼ暗号化と複合化を意識しないで 普通のフォルダと同じような素早さで操作できます。 ・詳しい説明書が付いています。 欠点:実際は初心者でもとても簡単なのですが、 専門用語が多く、機能も充実して説明も多いために 説明が難しく感じて拒否反応が出てしまいそうなところ。(^^; ◆ダウンロードを詳しく説明しているサイト →フリーソフトナヴィ ※4.3では、日本語パッチは、解凍して作成された"Language.ja.xml"を TrueCryptのイントールファイルとフォルダに入れるだけで機能します。 インストール段階から日本語化され、自動でインストールもされます。 ◆使い方が詳しく説明されているサイト →ChangeLog ※※TrueCryptボリュームを作成するときに、 すでにあるファイルの名前は絶対に使わないこと!! TrueCryptは拡張子を見ていないので、 同じ名前のファイルのデータが上書きされて消えてしまいます。 ※ボリュームのフォーマットでは、この説明のように ファイルシステムをNTFSに変更した方がよいと思います。 (ハードディクスを無駄なく使えるから) ※標準では、マウントの「履歴を保存しない」にチェックが入っていますが、 作成したTrueCryptボリーム(ファィル)を隠しファィルにして、 このチェックを外すという方法もあります。 見た目でファイルが見えなくなりますし、 仮にTrueCryptを起動してもパスワードがわからなければマウントできないので、 こちらのほうが毎回ファイルを選ばなくて済むので楽だと思います。 ※設定の各種設定でWindowskの 「□マウント成功時にそのボリュームのウィンドウを開く」 にチェックをつけておくとマウントすると自動で開くので楽です。 ※もちろん、使用後は速やかにアンマウントしましょう。 ※キーファイルを使ってより堅固に保護する方法もありますが、 少しでもそのファイルが更新されるとパスワードを忘れたのと同じ状態になります。 読取専用にするなど、気をつけましょう。 ※アタッシェケースにしろ、TrueCryptにしろ暗号化されているため、 パスワードを忘れること=ファイルの消失 ですから、 くれぐれも気をつけて。 ■ちなみに、FAQにこうあります。 Q:パスワードを忘れてしまいました。何とかしてファイルを復旧させる方法はないでしょうか? A:TrueCryptには、正しいパスワードおよび暗号化に使用された鍵がなければ、 部分・全体を問わず、暗号化データを復旧させる機能・機構はありません。 復旧の唯一の方法は、鍵・パスワードを破ることを試みることです。 しかしその方法では、 鍵の長さ、パスワードの質、ハード・ソフトの効率、等の要因次第ですが、 数千年から数百万年かかることでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Jan 24, 2008 04:14:52 PM
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