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購入履歴

Nov 16, 2007
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カテゴリ:漫画

人形芝居(1)
人形芝居(2)

そこは 魂の宿る 人形の在る館
喜怒哀楽を 兼ね備え 人と暮らす
そんな人形を求め ここを訪れた 者は言う
双子の人形師の手より 生まれる人形の
動きだす様(さま)は さながら
昔(いにしえ)の 幻術のようである と


実は残念なことに第2巻が絶版で、amazonのユーズドで状態「良い」を注文しました。
商品状態とても良く、満足です(^^)
第1巻は在庫あるんですよね。なんか逆じゃないかと(笑)

第1巻に関してはこちら
西暦28XX年、西関東砂漠の中心に喜怒哀楽を兼ね揃えた機械人形(アンドロイド)を斡旋する、静と嵐の人形館(ドールハウス)が存在した_
人口増加に伴う「一家一子法」により生じる一人っ子には兄弟を、身よりのない老人や外部との交流のとれぬ病人には話し相手を。

第2巻に入り、第1巻にも増して深く、心温まるストーリー、そして静と嵐の二人を掘り下げた内容になってきました。
「花とゆめステップ増刊」平成10年12月15日号掲載の第5話、「花とゆめ」平成11年1号掲載の第6話、ステップ増刊平成11年2月15日号掲載の第7話と同年ステップ増刊5月1日号掲載の第8話までが採録されてます。

第5話はアンドロイドの闇売買の片棒担いだ光良(テルヨシ)にすっかり懐いてしまった盗品の子型機械人形(チャイルドタイプアンドロイド)・明兔(ミント)。
隠れ家の山荘に人形師の嵐がやってくる。
ドールが如何にして「感情」を持つか_
実は人形に魂を宿すのは人間、
「人間が思ってるよりずーーっと
機械っていうのは 人間の行動に 敏感なんだよ
やさしくされれば喜ぶし
邪険にあつかわれたら傷つくし
必要とされれば 一生懸命に 気持ちに報いようとする
-…からってね!」

明兔が「しゃべらない」本当の理由は…?
心温まる素敵なお話です。
この第5話読んで、第1話のヒロの
「人形(ぼくら)に魂を宿すのは 本当は人間なんだって」
にすごく納得。

第6話では嵐と静の誕生の経緯が描かれています。
西暦27XX年、京都は国立科学研究所の科学技術開発部認知科学班インテリジェントシステム研究室の、「味噌汁」に妙にこだわる三波颯之介(そうのすけ)博士。彼の恋人だった加賀田青子(せいこ)博士は静が目覚めることほんの直前に研究所をやめていた。
静は「心を持つロボット」の第二試作品、

モデルは青子。
颯之介「誰かと一緒に食べるごはんはおいしーね」
プロジェクトの根底にあったものは「たった一人で食事をする日々が」
静は最初「感情」を邪魔に思っていた。
「人間って……
邪魔な感情ばっかりもってる……
めんどくさいったらないよ
怒ったり
笑ったり
寂しがったり
喜んだり
寒いとか
不味いとか
くやしいとか
痛いとか!」

そして第一期試作品の嵐は颯之介がモデル。

青子に押し付けたら連れて行ってくれた。
「こんな顔が出来るなら
…恋愛感情も
そう 悪い(ジャマな)ものではないのかもしれない」


第7話は両親が離婚して日本南方の小さな島の中学に転入してきた柚喜杏子(ユズキ・アンズ)。
青子さんが出てきます。
波自(ハジ)先生が好きな杏子、波自と青子の会話をプロポーズと勘違いして
「他人を卑しめることでしか
自分の価値を確かめられないような
そんな子じゃ ないだろ
杏子は

と言われ自分が「いやな子」になってしまったと、まるで離婚した両親のようだと自己嫌悪。
でも優しいラスト。

第8話は半年前にシングルマザーだった祖母を亡くした榧(カヤ)、遺言に従い祖父の屋敷を訪れた。
そこには子型機械人形のアキが。
アキに対してまるで本当の孫のように接する司じいさんについ
「(それにしても まるで 機械人形相手に…)
本当のお孫さんみたいに接するんですね-…
(しまった…)
やっ…! その-
(今の言い方にはトゲがあったか)」

「そうさなぁ…
本当の家族と 思っとるもんな……」

榧は祖父に訊きたいことがあったんです。
榧がプロポーズして拒絶された、「亡くした恋人を忘れられない」女性にどう想いを届けようかと_
そして祖母は祖父に会っても名乗る必要はないと言っていた。

どのお話もとても素敵です。

人間(特に子供)が「人間らしさ」を失っている800年後の地球、その舞台である意味「人間より人間らしい」人形(ドール)と人間が撚る物語はどこか不思議でとても温かく…。

『人形芝居』、一話々々が読み切り形式ですが連続性もあります。
まだ完結していないお話なので是非第3巻を出して欲しい処です。
少し前に高尾さんが「人形芝居」の新作を一話描いたそうです。
高尾さんの作品はどれも優しくて素敵なんですよね。
第1巻の記事に「人形芝居」第1話が初の商業誌掲載作かもと書いてしまいましたが確認したら「不思議図書館」(平成8年「花とゆめ」第13号)がデビュー作でした。
スロップマンションにお帰りこちら
『ディア マイン』
『てるてる×少年』
そして、次回から

買い始める予定です♪

透明ブックカバーはこのサイズ

グッズ新書版透明ブックカバー(10pack)ブッカー君

ここ数ヶ月花とゆめCOMICSやジャンプコミックス結構買ったので私もまた10パック追加購入しましょうかね。あと5パック(50冊分)くらいしか残ってない。

「ディアマイン同盟」


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最終更新日  Nov 16, 2007 06:27:53 PM
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