－－西暦2307年
衛星軌道上に位置する太陽光発電システムと三本の軌道エレベーター－－

地球はそれを所有する3つの超大国国家群に分かれていた

アメリカを中心とする「ユニオン」
中国、ロシア、インドを中心とする「人類革新連盟」
ヨーロッパを中心とする「AEU」

各国家群は己の威信と繁栄のため大いなるゼロサム・ゲームを続けていた
そんな世界に対して楔を打ち込む者たちが現れる
モビルスーツ　ガンダムを有する私設武装組織
ソレスタル ビーイング
　
楽天レンタルの無料お試しキャンペーンで「機動戦士ガンダム00(ダブルオー)」を借りて最初からちゃんと観てみることに。



つまらなくはない。むしろ、面白い。じっくり観るとかなり面白い。
全7巻のDVDの最初の2巻(第1話～第6話)を高画質でそれぞれ二回以上、しっかりと観ました。
これは日本アニメ史上「最も画が綺麗なガンダム」だと思います。
でも現在10代の女の子達にこれが『機動戦士ガンダム』だとは思って欲しくない…。

「月刊ガンダムエース」バックナンバーの「00」特集記事なども少し読み返してみました。

例えばマイルドセブンのメンソールを「これはコイーバのマイルドセブンなんですよ」と差し出されたら、たとえどんなに美味しくても、喫煙者誰しもが違和感を覚えるでしょう。

「変革」と「重力」があって主人公が神経症の子供ならガンダム、というのはちょっとやめてほしい(笑)
1979年に富野喜幸(富野由悠季)によって創り上げられた『機動戦士ガンダム』と云うブランドを21世紀にも遺そうという意図なら『オリジン』と『SEED』で充分です。

「戦争根絶」のテーマが露骨すぎます。なんだか「Ｗ」みたい。

で、それでもやっぱり「00」は面白い。ファーストシーズン全7巻だからDVD買ってもいいくらい面白いです。
とにかく画が綺麗。出てくるロボット(敢えて「モビルスーツ」とは呼ばない)が格好いい。ロボットアニメとして一級品の部類に入ります。そんで初期OPはL'Arc~en~Cielの、音楽は川井憲次。
最後まで借りてしっかり観ようと思いました。「グッバイ、レーニン！」の次に「00」の第3巻を予約してあります。お試しキャンペーン中に8枚まで借りられますから。
スメラギさんの大きな胸と王留美お嬢様の可愛らしさにフィギュアが欲しいと思ったくらい萌え萌え(笑)

美形キャラが女の子達にうけてるんだろうけど、スメラギさんの乳のデカさは萌え要素です。


しかしこのアニメの題名が「機動戦士ガンダム」である必要性を感じません。
「宗教」と「民族(経済)紛争」を具体的に絡めたのはとても面白いと思います。
これがこれですごく面白いので、観ていて「何故ガンダムなの？」という気分になります。

「00」単体でものすごく面白いので、逆に『機動戦士ガンダム』と云うブランドにしがみつく事がマイナスになるんじゃないかと…。
「ガンダム」を知らない人が観たら、逆に「ガンダムである」ことが邪魔です。
単純に「21世紀の新作ロボットアニメーション」で良いと思います。作品に登場するロボット達が「ガンダム」ではない方が、先入観なしに素直に楽しめます。

セカンドシーズンもTVでやってます。
ファーストガンダム世代のおじさんには辛いですよ(笑)、「ガンダムの呪縛」が。
若い連中(カミーユ)がガンダムMk-IIに乗せられているのを「あてつけなんだ」と言った時のアムロ・レイの心境。

これ返却して第3巻も借ります♪


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