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2006年03月05日
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カテゴリ:薬膳
羅漢果
羅漢果(ラカンカ) ウリ科モモルデカ属の果実をあぶって乾燥させたもの

甘辛/涼  脾・肺・大腸  「潤肺鎮咳」「潤腸通便」「清熱明目」「健胃整腸」

肺に潤いを与えて機能を促進して咳を止める。腸に潤いを与えて機能を促進して大便の出をよくする。熱邪を清め、(熱邪による)目の疾患を改善する。胃の働きを活発にすると共に、腸の働きを促進する。古来より、のど荒れ、風邪の薬。近年、活性酸素を取り除くスカベンジャー物質を大量に含むことが発見された。

羅漢果の名の由来
清王朝嘉慶年間(1796~1826)のこと、ヤオ族の医師であった羅漢が、ある果実の薬効を発見しました。その果実はあらゆる病気の予防と治療に効果を発揮することがわかり不老長寿の薬とまでいわれるようになりました。皇帝は「長寿の神果」と呼んで、その栽培方法を指導し、国民に広めたそうです。その果実は偉大な医師・羅漢の名をとって「羅漢果」と呼ばれるようになりました。

成熟した果実を7日間、戸外で日にあてて乾燥した後、45~65度の温度を保ってとろ火でゆっくり7~8昼夜炙り続けます。完成した羅漢果は外皮が完全に乾燥してわずかに短い毛が残り手に持ってみると軽く、カサカサした感じで力を入れると崩れて割れてしまいます。

この羅漢果、なんと砂糖の400倍以上の甘みがあるのにほとんどノンカロリー。羅漢果の甘味成分は「テルペングリコシド配糖体」でこれは腸に吸収されずに排泄される性質を持っています。体内に蓄積されることがないため、砂糖の様に体内でエネルギーになったり脂肪になったりしないというわけです。

焙煎香のある甘みがスープや煮物に良く合います。豚肉とスープにするのが一般的です。僕のおすすめは豚のスペアリブと一緒に煮込んだり、蒸したりしてスープにすることです。スープにする時は皮や種は食べられませんのでご注意を。ちなみに幼い頃に声帯ポリープの手術をした経験のある僕は、家では清涼飲料水の代わりに羅漢果水を毎日飲んでいます。作りかたは羅漢果1個を手で潰し、ヤカンなどで2リットルの水と一緒に水から沸かし、沸騰したら中火で20分煮込んだ後、火を止めて10分間置いておく。その後ペーパータオルでこす。ホットでもアイスでもいただけます。2~3煎までエキスは出ますが味は徐々に薄くなります。残った皮や種はダシパックに入れて、お風呂に浮かべて入浴剤にしています。この羅漢果のお陰で(!?)三十過ぎた今でも美しい声とスベスベの肌を(笑)いまだに保っているつもりです・・・。





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最終更新日  2006年03月06日 02時38分30秒
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