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テーマ:お勧めの本(7242)
カテゴリ:その他の本
1998(平成10)年に ボストン図書館が最も推奨する 児童文学者(Literary Lights for Children)に選ばれ
アメリカの平和団体 ピース・アビー(平和のための修道の家)より、 ガンジーやマザー・テレサ、ダライ・ラマも受けたという 「The Courage of ConscienceAward」をはじめ 数々の賞を受賞
大戦末期のある夜、 小学生の擁子(ようこ・11歳)は「ソ連軍がやってくる」とたたき起こされ、 母と姉・好(こう・16 歳)との決死の朝鮮半島逃避行が始まる。 欠乏する食糧、同胞が倒れゆく中、 抗日パルチザンの執拗な追跡や容赦ない襲撃、 民間人の心ない暴行もかいくぐり、 祖国日本をめざす。
米国教育課程(中学校)の副読本として 多くの子供たちに親しまれている作品
ということで 内容は 楽しく読めるものでは決してないけれど 文章はとても読みやすいです。
作者である ヨーコ・カワシマ・ワトキンズさんの 自伝的小説
当時 11歳の主人公は 母と姉とともに ただただひたすらに 我慢して逃げます
ただそれだけです
世界情勢や ソ連、朝鮮、日本の情勢などは 全然出てきません
そんなことより目の前の出来事 食べるもの ケガ、我慢、恐怖 です
なので余計に 説得力もあり 見えてくるものもあリました
読んでいるうちに 戦争への嫌悪感が いっぱいになってきます
読後、即 「続き読みたい!!」 に なったけれど
続編 『My Brother, My Sister, and I』 は 日本では未刊行 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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