カテゴリ:智麻呂絵画展
第158回智麻呂絵画展 うらうらの春の陽気から一転花冷えの寒い一日となりましたが、本日は智麻呂絵画展であります。今年に入って1月に2回、2月に2回、3月に1回で、これが6回目となる智麻呂絵画展です。どうぞごゆるりとご覧下さいませ。 今回の出展作品は10点。 この花の 一枝(ひとよ)のうちに 百種(ももくさ)の 藤原広嗣と言えば、藤原宇合の息子。聖武天皇の時代、反乱を起こして斬首された人物であるが、彼が娘子に贈った歌である。坂上郎女の歌に「恋ひ恋ひて逢へる時だに愛(うつく)しき言尽くしてよ長くと思はば(万葉集巻4-661)」というのがあるように、女性は「愛している」という言葉を相手の男にいっぱい言わせたがるものであるが、それは直接に耳に囁いて欲しいのであって、「この枝に愛の言葉がいっぱいこもっている」などと理屈を言われても、「あっ、そう。それで?」なのである。そこのところが分かっていないから、娘子からは、 この花の 一枝のうちは 百種の 言持ちかねて 折らえけらずや と素っ気なくやり込められてしまっている。 ひとくさの この絵のうちに こもれるは であります(笑)。 水仙は智麻呂邸の近所に咲いていたものを写生されました。 次の2枚は、ヤカモチ館長のブロ友のビッグジョン氏のブログに掲載された花写真から絵にされました。
大滝の 山陰にして 見る人の なけど咲きたる 雪割一華 (偐家持) 水芭蕉 白き衣笠 並べつつ 春の女神は 生(あ)れましにけり (偐家持)
上の椿はデイサービスのトマトで戴いたものです。キンズ(金豆)はヤカモチ館長が銀輪散歩の途中で買い求めた盆栽で手土産にお持ちしたものですが、その経緯は下記記事をご参照下さい。 上は、偐山頭火氏が旅先で撮影された写真から絵にされましたが、何処の町なのか定かではありません。多分山陰地方の何処かだろうと思いますが、追って偐山頭火氏がコメントで明らかにして下さるでしょうから、ヤカモチ館長は調査を割愛し、「或る町の風景」と手抜きです。 さて、そろそろデザートの時間です。
これは、ご近所の東〇さんからの戴き物です。当絵画展のご常連様にはお馴染みの画題でありますが、またまた登場であります。 これは3月2日に智麻呂邸を訪ねた際に手土産にお持ちしたひな祭りの和菓子。もう賞味期限が切れていますが、それでもいいという勇気のある方はどうぞお召し上がり下さいませ(笑)。
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